昔から、「計算問題を制するものは第三種を制する」といわれ、電験三種では、計算問題が解けるかどうかが合否を左右します。とりわけ「理論」は約8割、「機械」も約5~7割が計算問題です。
とくに、B問題3題はほとんど計算問題ですから、計算力の重要性について理解していただけると思います。
しかし、電験三種に出題されている数学は、ごく限られた範囲のものです。具体的には、公式に数値を代入し計算する問題が大部分で、一次方程式、二次方程式、連立方程式、分数式、複素数計算、三角関数、図形(幾何)計算、最大定理、最小定理などをマスターしていれば十分です。この中で、複素数はベクトルと関連して覚えるのが効率的です。
計算力は、筋力トレーニングと同じです。テキストの問題を解き、ミスした部分を再確認していく中で養われます。数多くの問題を解くことが、合格につながるのです。
参考図書
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