講座情報
こんなコースです
ものづくりには守らねばならぬ鉄則がある。技術者としての心構えを学ぶ
「技術者」が、技術を確立し製品やシステムなどの形にして世の中に送り出すためには、さまざまな人や企業の知恵と技術と協力が必要です。ところで、「技術者」とは何者なのでしょうか。「技術者」として必要な考え方を学習しましょう。ねらいと特色
- ものづくりにおける「技術者」の役割と倫理観について学習します。
- 「技術者」が成長していくための心構えを習得します。
- 事例によって、「技術者」が起しやすい失敗を学びます。
- 語りかける文章で記述されているため、親しみやすく読みやすいテキストです。
- 事例を漫画で紹介しているため、技術者の仕事について具体的なイメージがしやすくなっています。
教材構成
- テキスト:1冊(電子ブック対応)
- レポート回数:必修課題2回、自由提出課題1回
- T1・T2レポート:(Web提出可)
- 自由提出課題:(記述式)
主な項目
No. | 主 な 項 目 |
---|---|
1 |
第1部 技術者の心構え「基本のキ」1章 技術者の心構え
技術者は常に未知の分野のチャレンジャーである 技術者には、大勢の仲間が必要である 技術とは、文書化してこそ新しい技術の開発につながる 設計とは、製造を熟知してこそのものである 技術者には、顧客への最終責任がある 他 2章 技術者として成長していく毎日
「なぜ」は洞察力の種 毎日の中に「なぜ」をつくろう 五感を全て使って、物事を確認しよう 自分を広げるために、「現場に行く、誰かと話す、一緒に考える」 熱意を専門家に投げかけてみよう うまく伝えるには、相手の立場から見よう、考えよう 他 3章 技術者の倫理
技術者倫理綱領
技術者は、科学技術が社会に与える重大な影響を認識していなければならない 技術者は、地球環境の保全等、将来世代にわたる社会の持続可能性の確保に努めなければならない 技術者は、人々の安全、健康や福利を最優先に考慮しなければならない 技術者は、自分の力量が及ぶ範囲の業務を行い、確信のない業務には携わらない 技術者は、報告や説明、発表を客観的でかつ事実に基づいた情報を用いて行う(真実性の確保) 他 |
2 |
第2部 “してはいけない”で学ぶ「技術者の基本」4章 企画・設計の基本
企画・設計の流れ 市場(真のお客様)のニーズを把握しないで設計してはいけない 「そんなものはできない!」から入ってはいけない 特許などを無視して設計をしてはいけない 法令、国際規格、社内基準などの確認を忘れてはいけない 他 5章 設計製図の基本
設計製図の流れ 材料・加工機・製造法などを知らないまま設計してはいけない 図面にしたものがそのまま出来上がると思ってはいけない 3D CADで描けたものが、製品になるとは思ってはいけない 他 6章 製品生産工程の基本
製品生産工程の流れ
生産計画を立てずに、生産してはいけない 設備・生産ラインを考えずに、製品の企画・設計をしてはいけない ロット生産のライン切替えで、段取り時間を忘れてはいけない 他 |
受講者の声
なんとなく理解していることではあったが、改めて学ぶことは少ないので勉強になった。わかっていても自身の仕事に置き換えたときに出来ていないことがあるかもしれないので思い出せるようにしたい。
漫画で事例を挙げているところが良かった。文字だけのテキストよりも頭に入って来やすい。
基本を振り返ることができて良かった。Web提出が楽で良かった。
技術者としての基本的な考え方や仕事の進め方について学ぶことができました。
当たり前なことで、知っていて当然と思われていて教えてもらえないことも多々あると思いますがそういった内容について丁寧に書かれていて勉強になったのでよかったです。