講座情報
こんなコースです
図面が描けるだけではなく、トラブルの起きない「設計ができる」ようになる
設計者の役割はただ図面を作成するだけではなく、その後の工程でトラブルが起きないような設計をすることです。本講座では、実際にトラブルを起こしてしまった図面をもとに、トラブルの原因を理解し、回避のしかたを身につけます。そのために必要な「加工」「組み立て」「機械要素」の知識を解説しています。
ねらいと特色
- 「加工」「組み立て」「機械要素」の基礎知識を学びます。
- 図面を見るだけでトラブルの原因を把握できるようになります。
- トラブルを未然に防ぐための設計ができるようになります。
- 加工、組み立てについて、トラブルを起こした図面とそれを回避した図面を比較できる構成となっています。
- 機械要素について、機器にさまざまな機械要素が複合的に関わっていることを学ぶことができます。
- 設計を行う上で見落としがちな点を網羅的に学習できます。
教材構成
- テキスト:1冊(電子ブック対応)
- レポート回数:3回
主な項目
No. | 主 な 項 目 |
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序章 設計の基本「加工」「組み立て」「機械要素」
1.設計とは
2.「加工」「組み立て」「機械要素」 3.トラブルから学ぶ 4.本講座の構成 第1章 図面の書き方
1.部品図と組み立て図
2.線の太さと形 3.平面図・正面図・右側面図(三面図) 4.斜視図 5.断面図 他 第2章 「加工」を考慮した設計
1.ドリル穴(タップ穴)加工:ボール盤 2.軸対称加工:旋盤 3.平面・凹面・溝加工:フライス盤 4.表面粗さ改善(研削加工):研削盤・ラップ盤 5.高精度加工(穴あけ・研削):ジグボーラー、ジグ研削盤 他 第3章 加工の実際
1.ドリル穴・ネジ穴加工
2.軸対称加工(旋盤加工)
3.平面・凹面・溝加工(フライス加工) 4.表面粗さ改善(研削加工) 5.高精度加工(ジグボーラー加工) 他 |
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第4章 「組み立て」を考慮した設計
1.組み立て可能な形状
2.組み立てのトラブルを回避する工夫 3.固定に関わる組み立て 4.力の伝達に関わる組み立て:歯車、ベルト、チェーンなど 5.移動に関わる組み立(1)(送りネジ) 他 第5章 組み立ての実際
1.組み立て可能な形状
2.組み立てのトラブルを回避する工夫
3.固定に関わる組み立て 4.移動に関わる組み立て(送りネジ) 5.位置(寸法)精度が必要な組み立て(位置公差) 他 |
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第6章 機器と機械要素
1.機械要素を理解して設計することの重要さ 2.直進移動ステージを構成する機械要素 3.回転スピンドルを構成する機械要素 4.回転運動から直線運動への変換を構成する機械要素 5.高速位置決め動作を構成する機械要素 他 第7章 「機械要素」を考慮した設計
1.回転転がり軸受(ベアリング)
2.直線転がり軸受(リニアベアリング) 3.モーター 4.加熱・冷却 第8章 機械要素の実際
1.回転転がり軸受(1)-精度
2.回転転がり軸受(2)-寿命
3.直線転がり軸受-精度 4.モーター 5.ヒーター |