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4月入社の新入社員育成に!通信教育で早期戦力化をサポート /連載:ものづくり人のためのドラッカー[その51]

*2026年1月22日(木)

  
厳しい寒さが続く毎日ですが、少しずつ日がのびてきたように感じます。
皆様いかがお過ごしでしょうか?

本日は、

  • 新入社員育成におススメの通信教育講座
  • 「ものづくり人のためのドラッカー」その51

について、ご案内いたします。ぜひ最後までご拝読いただければ幸いです。

  

新入社員の育成、入社後のフォローは万全ですか?


  

『4月に入社する新入社員を、いかに早く戦力化できるか。』

この課題は多くの企業で共通しています。
集合研修だけでは、学びの定着や実務スキルの習得に不安が残ることも…。
入社後のフォローとして通信教育を取り入れることで、
研修で学んだ知識を定着させ、現場で活かす力を育成できます。


  

【通信教育導入の目的】
    学びの定着と習慣化
       研修で学んだ内容を繰り返し学習し、実務に結びつけることで知識を定着。
    自律的な学びの促進
       新入社員が自ら学ぶ姿勢を身につけることで、長期的な成長を支援。
    配属後のスキル強化
       現場で必要なスキルをタイムリーに学べるため、即戦力化を加速。

早期戦力化サポートにおすすめな通信教育講座


  

新シリーズ「ものづくり人のためのドラッカー」
 ~イノベーションは天才のひらめきではなく、明日に向けた仕事である
                          著者 浅沼 宏和

“ものづくり人“とは、ものづくりに関わる、経営者、技術者・技能者、営業・管理部門までのすべての人を、そう呼んでいます。
この連載はドラッカーの11冊の著書からリベラルアーツとしてのドラッカーをまとめたものです。
どこかに、役に立つ一言が含まれていることと思います。
ぜひ、ご愛読ください。
 
 
 

その51 未知のものの体系化


  

  ここからは、いよいよ「第8章 ものづくりの歴史と現代社会」に入ります。ドラッカーは現代をポストモダンの時代になったと考えていました。現代社会を築き上げた時代がモダンの時代であり、ポストモダンとは、そこから新たな時代になったという意味なのです。
 本講座で扱ってきた技術や製造の新しいマネジメントの視点も、ドラッカーのポストモダンという考え方を前提にしたものです。そこで、ものづくりの歴史という観点から、ドラッカーのポストモダンの考え方について、もう一度整理しておきたいと思います。

1.モダンとポストモダン

 ポストモダンという考え方は、20世紀後半に哲学・文学・建築などの分野において幅広く議論されたテーマです。ポストモダンとは、「モダン(現代)」の「後に来る(ポスト)」という意味です。
 ドラッカーは、ポストモダンという視点で技術や製造について深く考察し、そこから新たなマネジメント原則を引き出そうとしたのです。ポストモダンについて知るためには、以前の時代、つまりモダンの時代の世界観について理解する必要があります。

まず、モダンの世界観とは、17世紀の哲学者デカルトの登場以来ずっと続いてきた近代的な合理主義によるものの見方のことです。
ドラッカーはマネジメントの視点から見たモダンの世界観の特長として、

    (1)部分の合計としての全体
    (2)定量化(数値化)の重視の二つをあげています。

この二つこそが、20世紀の製造業の前提であったといいます。ところが、20世紀後半になり、近代合理主義の前提が各分野で崩れていく中で、この二つの原理がうまく機能しなくなったと考えたのです。こうした中で新たな視点が求められるようになりました。

ドラッカーは、モダンの世界観に代わり、新たにポストモダンの世界観を独自に整理したのです。
それは、物事を部分の合計としての全体ととらえるのではなく、全体をそのままの形態で理解しようとするものでした。
「全体を構成する一つひとつの要素は、全体の目的に沿って配置される」と考えたのです。そして、こうした世界観を理解しなければ、時代に取り残されてしまうと言っているのです。

2.ポストモダン時代の考え方

それまでは学問においても、静止した現実の一部を切り取って観察することが多かつたのですが、ポストモダンの時代では、全体をそのまま理解することが重要であると、ドラッカーは指摘しています。部分の合計が全体になるわけではなく、現実に存在するものや起きたことをあるがままに全体としてとらえることが重要になるのです。
ドラッカーは、ポストモダンの時代におけるマネジメント論とは、「成長、発展、失敗、腐敗といったものを、あるがままにとらえるべきもの」と考えたのです。かつては重視されなかった、「数値化になじまない事象なども体系化しなければならない」と述べています。
ドラッカーは、モダンの時代には進歩することが当たり前だったが、ポストモダンの時代には自らイノベーションを起こすことが重要になったと考えていました。イノベーションは、目的意識を持った活動によって変化を生み出すものであり、そのためには、物事を全体としてとらえる考え方がますます求められるというのです。ドラッカーのイノベーション論は、ポストモダンの時代に対応したものだったのです。

現代がポストモダンの時代であるということは、変化が当たり前であり、イノベーションが不可欠の時代になったということです。ドラッカーは、こうした時代には「未知のものの体系化」が必要になると考えました。
未知のものを体系化するとは、「知るべきことを明確にする取り組みを体系的に行う」ことです。たとえば、化学における元素の周辺率の発見、原爆開発のマンハッタン計画、小児麻痺ワクチンの開発といったものは未知の者の体系化、つまり知るべきことの体系化に基づいて行われたと言います。場当たり的に行動するのではなく、目的意識を持った活動を体系的に行うことが大切なのです。

ドラッカーのイノベーション論とは、ポストモダンの時代に特有な事情を意識したものであり、それは、未知の知識を体系化するという活動であることを理解しておきましょう。
「社会や顧客のニーズに対して、どのような未知の知識が必要とされるかをよく考えて、具体的な仕事としてのイノベーションを行う」ということです。

次回 その52「技術をシステムとしてみる」

著者紹介

 浅沼 宏和
早稲田大学政治経済学部卒、中央大学大学院法学研究科卒、名古屋学院大学 論文博士
社会制度変容の力学 -内部統制制度・リスクマネジメント・コーポレートガバナンス一体化の論理

日本会計研究学会会員
ドラッカー学会会員
(株)TMAコンサルティング 代表
浅沼総合会計事務所 代表 

 

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2026年1月22日