講座情報
講座コード: H54
受講期間: 2ヵ月
レベル: 入門 初級
レポート提出方式: 記述式
こんなコースです
「からくり」と「ものづくり」の基本が楽しんで学べます
カイゼンは、“らくに・よく・はやく・やすく・あんぜんに”することが目標で、それは一人ひとりのちょっとした「気づき」によって生まれます。そのカイゼンのポイントを「からくり」と「インダストリアルエンジニアリング」を通して学んでいきます。本講座では、カイゼンするポイントを、受講者のみなさんにいかに早く気づいてもらえるかについての工夫がなされています。
からくりは「作業に見合った簡単な仕掛け」という意味です。それは、作業グループの皆さんが、お金をかけないでそれぞれ知恵を出し合い、工夫して作り出すものです。
テキストには「からくり」を簡単に作り出すためのヒントを数多く図解しており、カイゼンの実際例についてもそのカイゼンに至った着想のポイントを具体的に説明しています。
ここで学んだことを、いかに実際の現場の中で活かしていくかに重点を置いて構成されています。
ねらいと特色
- 日本の自働化技術の原点である「からくり」の基本となる考え方である機械要素と、動力の発生・伝達のメカニズムについて学習します。
- 学んだメカニズムを具体的な「からくり」に応用するためのヒントを学習します。
- ものづくりの科学的管理法の集大成である、インダストリアルエンジニアリングを学習します。
- からくりの基本的な事項が豊富な図解を通して学べます。
- からくりの原理を活用したカイゼンのポイントが学べ、応用する力が身につきます。
- 筆者の工場カイゼン事例を公開します。工場では何が起こっているのか、どうしたらカイゼンへと進めるかが手に取るように分かります。
教材構成
- テキスト:1冊(電子ブック対応)
- レポート回数:2回
主な項目
No. | 主 な 項 目 |
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1 |
第1章 からくりの原理を活用したカイゼンカイゼンとからくり(1)からくりの原理を活用したカイゼンとは(2)からくりとは (3)からくりの原理 カイゼンの流れ(1)カイゼンの手順と手法 (2)カイゼン手順の計画(Plan)段階(3)カイゼン手順の実行(Do)段階 (4)カイゼン手順の評価(Check)段階 (5)カイゼン手順の処置(Action)段階 第2章 からくりの原理を活用したカイゼンの事例とヒントからくりの原理を活用したカイゼンの事例(1)着磁治具に小型磁石を整列させる (2)多数の小さな部品を整然と並べる(3)ラベルを簡単に剥がす (4)エレベーター式台車 (5)球状部品の自動供給機 (6)導線ツイスト道具 (7)基板の浸漬はんだづけ作業の半自動化 (8)ねじ締め作業の自動化 (9)超薄型コアの巻線機 からくりのヒント(1)重力の応用 (2)機械要素の応用 |
2 |
第3章 メカニズムの基礎
(1)クサビ
(2)ネジ
(3)バネ 第4章 動力の発生と伝達動力の発生(1)エネルギー源 (2)エネルギーの変換と利用(3)動力発生のしくみ 動力の伝達(1)歯車 (2)ベルトとチェーン (3)カム(4)軸継手 (5)変速装置 (6)リンク機構 |
受講者の声
知識が広がって良かったです。別紙で事例集をつけていただけると今後現場での改善に大変役立つ講座になると考えます。