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国家技能検定「機械保全(機械系)」実技対策セミナーのご案内 /連載:ものづくり人のためのドラッカー[その21]

*2024年7月7日(月)

七夕の時期となりましたが、いかがお過ごしでしょうか。
皆様におかれましてはますますご健勝のこととお慶び申し上げます。

本日は、

  • 国家技能検定 機械保全(機械系)実技試験対策セミナー」
  • 新シリーズ「ものづくり人のためのドラッカー」その21

について、ご案内いたします。ぜひ最後までご拝読いただければ幸いです。




2025年12月(2級)/2026年1月(1級)試験対応
国家技能検定 機械保全(機械系)実技試験対策セミナーを開催いたします!

認定訓練として国家技能検定学科試験免除コースを長年にわたり実施し技能士育成のJTEX職業訓練法人日本技能教育開発センターが、実施する実技対策セミナーです。

今年も、集合対面式とWebによる動画学習を開催いたします。

ものつくり白書で若者の製造業離れが、叫ばれる中、ものづくり日本を支えてきた国家技能検定「機械保全技能士」の活躍が、今後ますます必要となります。

実技試験対策として以下3パターンを用意しております。

是非この機会にご活用ください。

機械保全(機械系)実技試験概要

近年における機械保全科「実技試験」は、機械保全についての基礎知識がない方には非常に合格が難しい試験となっています。

問題と解答だけを覚えたとしても、試験で実際に出題される設問文章の言い回しや、数値、写真が異なった際に解けないケースが増えているようです。




1.機械保全(機械系)実技対策セミナー(会場受講)

過去出題された試験問題から、機械保全実技試験用に専属講師が、毎年試験の攻略を組み立て、1日のセミナーで解説します!

会員企業受講料:15,400円  非会員企業受講料:20,900円



 

 

 

2.機械保全(機械系)実技試験対策動画学習(ネット受講)

過去出題された試験問題から、出題頻度の高い設問をピックアップしました。

反復学習で、試験当日の取りこぼしをなくせるように、しっかり学べます。

会員企業受講料1級:9,900円  非会員企業受講料:15,400円
会員企業受講料2級:7,700円  非会員企業受講料:13,200円





3.機械保全(機械系)実技対策セミナー(会場受講)+実技対策動画学習(ネット受講)

セミナー参加の前後に、動画学習で予習や復習をすることができるため、万全の試験対策ができます。

会員企業受講料:22,000円  非会員企業受講料:25,300円

試験日程

    1級実技試験日:2026年 1月11日(日)
    2級実技試験日:2025年12月14日(日)

受験申請



新シリーズ「ものづくり人のためのドラッカー」
 ~イノベーションは天才のひらめきではなく、明日に向けた仕事である
                          著者 浅沼 宏和

“ものづくり人“とは、ものづくりに関わる、経営者、技術者・技能者、営業・管理部門までのすべての人を、そう呼んでいます。
この連載はドラッカーの11冊の著書からリベラルアーツとしてのドラッカーをまとめたものです。
どこかに、役に立つ一言が含まれていることと思います。
ぜひ、引き続きご愛読いただきたく、連載を開始いたします。
 
 
 

その21 製造と市場をつなぐ視点


  

 現在、システムズ・アプローチは、IoTの導入により、製造だけに適用するのではなく、工場をはるかに超えて市場にまで広げることが可能となり、製造現場の人も考え方を広げることが求められています。
 ドラッカーは早くから顧客の立場から製造をとらえなおす事態を予測していました。
 製造というコンセプトが原材料を経済的満足に変換するプロセスであるならば、製造プロセスは製品が工場から出荷された段階で終わることにはならず、物流やアフターサービスを癒合させて、管理・調整しなければなりません。
 このため、設計開発の段階からアフターサービスのことまで考えておく必要があるのです。

 製造業においては長い間、開発、製造、物流、マーケティングといった各機能が直列的に連続するものとして考えられ、組織化されてきました。しかし、今日では、新製品を構想する段階から異なる所属の人たちで編成されるチームが組まれることが増えてきました。
 製造をシステムとしてとらえようとすることは、実際には事業全体の観点から製造を考えなければならないということです。このため、製造について何等かの決断を下す際には、製造上の課題を解決するだけでは足りず、システムとしての製造の強みを生かすようにしなければならないのです。
 材料の調達から最終製品が届くまで、その後のアフターサービスもふくめ、顧客の視点でみた、より広い観点で大きな成果をあげるように仕事をとらえ直す必要があるということです。

 ドラッカーは、本田技研工業が米国市場向けに高級車の製造を決定した時、最大の課題がデザインでも価格でもなくディーラー網をどうするかであった事例を取り上げています。
それは既存のディーラー網をそのまま使うのか、それとも新たなディーラー網整備のための投資を行うべきかというマーケティング上の問題であったのです。
 本田技研工業は、このマーケティング上の問題解決を設計、エンジニアリング、製造、マーケティング部門から成るチームに任せました。その結果、製造上の能力を最大限に発揮するために新たな販売網が必要であると判断し、その整備のための新規投資を決定したのです。

 世の中は大きく変化しているが、製造業における中心は製造であり続けるというのがドラッカーの考えでした。製造業が経済的な価値を創造する中心に製造があり、その製造を生かすためには、システムとしての製造が重要な意味を持つのです。
 ドラッカーは、システムとしての製造を理解するためには、製造現場を直接体験することが必要であると指摘しています。米国の軍隊では、将校クラスの人材がときどき部隊勤務に戻るような人事が行われるといいます。ドラッカーもこれに倣い、「製造業の人間は、ときどき工場任務に就く必要があるかもしれない」といっています。製造業の経営者や管理職は、製造現場の視点を常に持たなければならないということなのです。

次回 その22「製造とテクノロジスト」

著者紹介

 浅沼 宏和
早稲田大学政治経済学部卒、中央大学大学院法学研究科卒、名古屋学院大学 論文博士
社会制度変容の力学 -内部統制制度・リスクマネジメント・コーポレートガバナンス一体化の論理

日本会計研究学会会員
ドラッカー学会会員
(株)TMAコンサルティング 代表
浅沼総合会計事務所 代表 

 

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2025年7月7日