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【機械保全実技対策セミナー】最後のご案内/連載:ものづくり人のためのドラッカー[その37]

*2025年10月16日(木)
秋風が吹き渡る季節となりました。皆様いかがお過ごしでしょうか。
本日は、
- 機械保全実技対策セミナー
- 「ものづくり人のためのドラッカー」その37
について、ご案内いたします。ぜひ最後までご拝読いただければ幸いです。
機械保全実技対策セミナー 最後のご案内
1.機械保全(機械系)実技対策セミナー[会場受講]
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機械保全実技試験対策として、専属講師が過去に出題された試験問題を分析し、その分析結果を踏まえたテクニックを1日のセミナーを通して解説していきます! 本セミナーで解説する内容は、過去に90%以上が実技試験に出題されていますので、セミナーで学んだことをより多く理解することが、合格への近道です。
- 会員企業受講料:15,400円
- 非会員企業受講料:20,900円
2.機械保全(機械系)実技試験対策動画学習[ネット受講]
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過去出題された試験問題から、出題頻度の高い設問をピックアップしました。反復学習で、試験当日の取りこぼしをなくせるように、しっかり学べます。
- 視聴可能期間:2025年10月上旬~2026年1月中旬
- 1級
- 会員企業受講料:9,900円
- 非会員企業受講料:15,400円
- 2級
- 会員企業受講料:7,700円
- 非会員企業受講料:13,200円
3.機械保全(機械系)実技対策セミナー[会場受講]+動画学習[ネット受講]
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セミナー参加の前後に、Webセミナーで予習や復習をすることができるため、万全の試験対策ができます。
- 会員企業受講料:22,000円
- 非会員企業受講料:25,300円
機械保全(機械系)実技試験概要
近年における機械保全科(機械系)実技試験は、機械保全についての基礎知識がない方には非常に合格が難しい試験となっています。その理由としては、問題と解答だけを覚えたとしても、試験で実際に出題される設問文章の言い回しや、数値、写真が異なった際に解けないケースが増えていることが挙げられます。
試験日程
- 1級実技試験日 : 2026年1月11日(日)
- 2級実技試験日 : 2025年12月14日(日)
2級機械保全(電気系)実技試験対策動画学習[ネット受講]
電気系保全作業2級実技試験の受検者を対象に、通信教育で国家技能検定の学科試験が免除になる普通職業訓練短期課程「2級技能士コース・機械保全科(電気系保全作業)」を紹介していますが、こちらとあわせてご活用いただける実技試験対策動画学習をご用意いたしました。
出題されている課題の実践的な実習によって、合格のための確かな実力を身につけます。セミナー参加の前後に、Webセミナーで予習や復習をすることができるため、万全の試験対策ができます。
出題されている課題の実践的な実習によって、合格のための確かな実力を身につけます。セミナー参加の前後に、Webセミナーで予習や復習をすることができるため、万全の試験対策ができます。
2025年度後期試験 2級機械保全(電気系)実技試験実施日
- 2025年11月29日(土)~2026年2月22日(日)
新シリーズ「ものづくり人のためのドラッカー」
~イノベーションは天才のひらめきではなく、明日に向けた仕事である
著者 浅沼 宏和
“ものづくり人“とは、ものづくりに関わる、経営者、技術者・技能者、営業・管理部門までのすべての人を、そう呼んでいます。
この連載はドラッカーの11冊の著書からリベラルアーツとしてのドラッカーをまとめたものです。
どこかに、役に立つ一言が含まれていることと思います。
ぜひ、ご愛読ください。
その37 技術とテクノロジスト

イノベーションのために必要な新知識を明らかにし、それがもたらす影響を考え、新技術、新製品、新プロセスを生み出すことが企業の役割です。その役割を果たすためには、技術に対する新しい見方が必要になります。
1.重要なイノベーションはなじみのない分野で起きる
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企業は自社の専門分野・得意分野の中に閉じこもっていると、イノベーションを起こすことができなくなります。自社の外部に積極的に目を向けていく必要があるのです。
ドラッカーは「重要なイノベーションは、なじみのない分野で起きる」といっています。そのため、研究開発活動の通常のアプローチ、つまり自分自身の専門分野に集中するというアプローチが、かえってイノベーションの妨げになるということもあります。ドラッカーは通常のアプローチは“科学者的なアプローチ”であり、企業のイノベーションのためには最適ではないと指摘し、自社の専門分野を超えた大局的な視点から物事を見ることを求めています。
2.テクノロジストへの期待
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ドラッカーは「今日必要とされているのはテクノロジストであって、科学者ではない。」と指摘しています。イノベーションのために必要とされるのは、知的好奇心が旺盛な専門外の人間であり、こうした資質をもつテクノロジストたちが数多く必要とされるというのです。
テクノロジストとは肉体労働と知識労働の両方を行う人を指すドラッカーの造語です。肉体労働者は工場や建設現場、工事現場のような仕事場に行かなければ仕事をすることができず、仕事場と経験がセットになり、せっかくの経験を持ち運ぶことができません、ところが、知識労働者は頭にしまってある知識を持ち運ぶことができるのです。つまり、肉体労働としての貴重な現場経験を持ち、かつ知識労働としての知識を持つものがテクノロジストなのです。
技術のマネジメントの最前線で活躍するのはテクノロジストたちであり、経営者はその役割を深く理解する必要があります。テクノロジストが行っている作業の目的は何なのか、またその作業に必要な技能はどのようなものなのか、こうしたことを知らなければテクノロジストを使いこなすことはできません。ドラッカーは先進国を支えているのはテクノロジストだと指摘しています。すべての経営者はテクノロジストとはどのような存在であるかを知った上で、技術をマネジメントしていく必要があります。
3.技術のマネジメントは経営者の仕事
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経営者は、将来の技術を予期し、今日の技術が急速に陳腐化していくことを前提にしなければなりません。技術のダイナミクス(変化の力学、変動)をしっかり理解できる経営者であれば、価値ある技術とされているものは必ず陳腐化するという、当たり前の事実を受け入れることができるでしょう。また、そうすることで初めて新しい技術の必要性に気がつくことができるのです。
経営者は技術をマネジメントする仕事について、大きな責任を負っているのです。 現在は、ますます技術変化とイノベーションが必要とされる時代となっています。そのような仕事を担うのは企業です。現代は、組織で大きな成果をあげる「組織社会」です。テクノロジストの多くは組織に依存して成果をあげます。テクノロジストたちに多くの成果をあげてもらうために、経営者は、広い視野を持ち、技術のダイナミクスを理解し、テクノロジストというものを熟知していることが大切なのです。
米国は、行き過ぎたグローバル経済を修正し、国内の製造業を復活させようとしていますが、そのためには、米国内で少数となってしまったテクノロジストを増やさなければなりません。しかし、それは短期間でなしえるものではなく、先行きは不透明です。日本も同様です。日本の技能離れは進み、現場で時間をかけて育成されるテクノロジストは少なくなっています。AIと共生する職場に近づく今、技能者であっても技術者であってもスタッフであっても自らをテクノロジストとして自覚し、現場経験で得た知識を活用し、イノベーションを起こす役割を担っていくことが大切です。
次回 その38「イノベーションのステップ」
著者紹介
浅沼 宏和
早稲田大学政治経済学部卒、中央大学大学院法学研究科卒、名古屋学院大学 論文博士
「社会制度変容の力学 -内部統制制度・リスクマネジメント・コーポレートガバナンス一体化の論理」
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