新年、資格を目指してみませんか/新企画連載:随想 鬼平犯科帳[第1回]
*2023年1月26日(木)
2023年(令和5年)卯年、新年の抱負として、資格取得を目標にされた方もいるのではないでしょうか。
ここでは、電気系国家資格の登竜門として人気が高い「第二種電気工事士」について、JTEXの通信教育講座「第二種電気工事士受験講座/合格講座」を使って学習される場合のモデルプランを紹介します。
Question 1
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第二種電気工事士の2023年上期の試験に向けて、講座の受講を考えているのですが、何月から始めるのがよいのでしょうか?
Answer 1
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2023年上期の試験スケジュールは、以下のようになります。
- 1月中旬 受講開始
- 2月下旬頃 1か月目学習 完了
- 3月下旬頃 2か月目学習 完了
- 4月下旬~5月上旬頃 3か月目学習 完了
→5月28日(日)の試験の受験準備とする。
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※学科試験(CBT方式):4月24日(月)~5月11日(木)
※学科試験(筆記方式):5月28日(日)
※技能試験:7月22日(土)・23日(日)
試験スケジュール(学科試験(筆記方式)の実施時期)から考えると、1月中旬から2月中旬頃が、おすすめかと思います。
JTEXの「第二種電気工事士受験講座/合格講座」(受講期間各4か月)は1~3か月目が学科試験に対応するので、たとえば、次のようなスケジュールが、おすすめできるプランです。
Question 2
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CBT方式とは何ですか。
Answer 2
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CBT方式は「コンピュータを利用して実施する試験方式」で、電気工事士では令和5年度(今年度)からの実施です。
これに伴い、従来の筆記試験は、学科試験(筆記方式)となりました。
受験者は、学科試験ではCBT方式、筆記方式のいずれかを選択します。
CBT方式を選ぶと、試験会場・試験日を選択できるメリットがあります。
Question 3
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別冊「技能試験副テキスト(動画配信付き)は、「4月に別送」とありますが、上期受験に間に合いますでしょうか?
Answer 3
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後日発送は、技能試験対応の教材となります。JTEXの「第二種電気工事士受験講座/合格講座」は4か月目が技能試験に対応するので、たとえば、次のようなスケジュールが、おすすめできるプランです。
- 学科試験終了後 学習開始
- 6月下旬~7月上旬頃 4か月目学習 完了
→7月22日(土)もしくは23日(日)の試験の受験準備とする
Question 4
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「第二種電気工事士受験講座」と「合格講座」は、どのような違いがあるのでしょうか?
Answer 4
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「受験講座」は、試験セットが付かないコース、
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・・・もしも電気工事の実務に慣れていて、材料を使っての技能試験への備えを不要とされるのであれば、こちら。
「合格講座」は、技能試験用の試験セットが付くコース、となっています。
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・・・技能試験への備えを必要とされるのであれば、こちら。
いかがでしたか。参考になりましたでしょうか。
この機会に、JTEXの資格取得準備通信教育講座で、国家資格取得を目指してみませんか。
鬼平犯科帳連載について
息抜きにご一読いただければ幸いです。
池波正太郎氏は19歳のとき(昭和17年)、小平の国民勤労訓練所(戦後の中央職業訓練所)に入り、萱場製作所で2年間、四尺旋盤を使って飛行機の精密部品を作り、そのとき体で覚えたものつくりの手順で、『鬼平犯科帳』を書いたといいます。
このように、この小説の背景は意外に深く、皆様もこの作品から学ばれる点が多いと思います。
第1回『おれの弟』
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私は池波正太郎の小説が大好きである。彼の父方の先祖が郷里の越中井波の出身であるからでもあるが、その小説の奥底に流れる人生観に共鳴するからである。その人生観が最もわかる小説が、昭和43年の鬼平犯科帳『谷中いろは茶屋』(文春文庫2巻)である。
粗筋をいうと、鬼平の部下木村忠吾が役目をさぼって谷中のいろは茶屋で遊蕩を続けるうちに、近所のお寺に急ぎ働きをした墓火の秀五郎一味の一人の居場所をつきとめ、鬼平は一味を武州粕壁で一網打尽にする。一方、墓火は下見のためいろは茶屋に通っているうちに、揚代が無くなった忠吾の話を聞き、相方の妓に十両与え、忠吾が遊べるように計らう。勿論、お互い顔も素性も知らない。そんな事件が落着後、忠吾が親切な人から十両をもらって遊蕩したことを白状すると、鬼平はその人を褒めながら、
善事をおこないつつ、知らぬうちに悪事をやってのける。
悪事をはたらきつつ、知らず識らず善事をたのしむ。これが人間だわさ。
と言うが、これが池波の人生観で、鬼平犯科帳の登場人物は皆そんな人生観で描かれている。
しかし、善悪があいまいなのではない。悪事を働く人を時には許し、限度を超えると絶対に許さない、そんな鬼平犯科帳の世界に胸がすく思いがするのである。
だから、鬼平も悪事を働くことがある。その代表例が、昭和53年の『おれの弟』(文春文庫18巻)である。
10ヵ月後の翌年春のある日の早暁、源三郎は家来一人と広尾ヶ原を馬で駆けていると、家来が付いてこない。すると前方から塗笠の侍が騎馬で近付き、いきなり棒で突いて源三郎を落馬させる。抜刀した源三郎に、下馬して笠を取った侍は弟の敵討という。それが鬼平と知った源三郎は、父は御側衆なるぞと叫ぶが、「なればこそ尚更に生かしておけぬ」と言って、鬼平は一太刀目に左肘を切り、ついで源三郎の喉笛から首筋にかけて粟田口国綱で切り割った。家来は部下が落馬させ、気絶させており、広尾ヶ原に人影一つ見えなかった。
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2023年1月26日