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ビジネススキル関連研修のご案内 /連載:ものづくり人のためのドラッカー[その55]

*2026年2月19日(木)

  
冷たい空気のなかでも、梅の蕾がほころび始めました。
皆様、お健やかにお過ごしでしょうか。

本日は、

  • JTEX ビジネススキル関連研修のご案内
  • 「ものづくり人のためのドラッカー」その55

について、ご案内いたします。ぜひ最後までご拝読いただければ幸いです。

  

JTEX ビジネススキル関連研修のご案内


  

JTEXのご紹介する各ビジネススキル関連研修では、ビジネスの現場で求められる多様なスキルを体系的に学ぶことを目的としています。コミュニケーション、思考力、業務改善、セルフマネジメント、リーダーシップ等のテーマ別に幅広い研修メニューを用意しており、企業様の抱える課題や悩みに応じて選択いただくことが可能です。個人のスキル向上はもちろん、組織全体の生産性向上や人材育成の基盤づくりに貢献する、JTEX研修をぜひご活用ください。
※本記事でご紹介する研修内容(4研修)は、ラインナップの一例です。その他さまざまな研修をご紹介しておりますので、下記「講師派遣型研修のご案内」をご参照ください。

 

メンター・メンティー基礎研修


本研修は、メンターとしての役割を正しく理解し、メンティーとの信頼関係を土台にした関わり方を身につけることを目的としています。

    【このような企業様におすすめ】

  • メンターが信頼関係づくりの具体的な進め方がわからず、初動に迷っている。
  • メンターとしてどう関わればよいか不明確で自信が持てていない。
  • 対話や傾聴が表面的になり、深い対話ができていないと感じている。
  • 支援と干渉の線引きが難しく、関わり方に迷いが生じているケースが多い。
  • OJTとの役割の違いや、果たすべき機能が会社として整理しきれていない。

 

アンコンシャスバイアス基礎研修


本研修は、アンコンシャスバイアス(無意識の思い込み)が、日常の判断やコミュニケーション、職場での意思決定にどのような影響を与えているかを理解することをねらいとしています。

    【このような企業様におすすめ】

  • 多様な価値観や背景をもつ人との関わりに戸惑っている社員が多い。
  • 自分が無意識に偏った判断をしているのではと不安に感じている。
  • 無意識の偏見が職場のコミュニケーションに影響してしまっている。
  • 公平な視点で人と接する力を高めてもらいたい。
  • 職場における多様性推進を自分ごととして考え、行動につなげてもらいたい。

 

レジリエンス基礎研修
 

本研修は、変化や困難に直面した際に、過度に落ち込んだり立ち止まったりするのではなく、自分なりに受け止め、回復し、次の行動につなげる力(レジリエンス)を高めることをねらいとしています。

    【このような企業様におすすめ】

  • ストレスや逆境を乗り越える自信が揺らいでいる社員が多い。
  • ネガティブな感情にとらわれがちで気持ちの切り替えがうまくできていない方が多い。
  • 失敗や挫折からなかなか立ち直れないことで行動が停滞し、業務がスムーズに進まない。
  • 周囲のサポートをうまく活用できず、業務を一人で抱え込んでしまっている社員がいる。
  • 困難な状況でも前向きな意識と行動を保って欲しい。

 

GRIT(やり抜く力)基礎研修

本研修は、短期的な成果や一時的なモチベーションに左右されず、目標に向かって粘り強く取り組み続ける力(GRIT)を高めることを目的としています。

    【このような企業様におすすめ】

  • 若手社員や中堅社員に「やり切る力」や継続力が不足していると感じる。
  • 目標設定はしているが、途中でモチベーションが下がりがちである。
  • 困難や失敗に対して打たれ弱く、成長につなげる意識が薄い社員が多い。
  • 安定志向が強く、リスクを避けがちで挑戦意欲が低い。
  • 組織としてポジティブな行動習慣や挑戦文化を醸成したい。

 

新シリーズ「ものづくり人のためのドラッカー」
 ~イノベーションは天才のひらめきではなく、明日に向けた仕事である
                          著者 浅沼 宏和

“ものづくり人“とは、ものづくりに関わる、経営者、技術者・技能者、営業・管理部門までのすべての人を、そう呼んでいます。
この連載はドラッカーの11冊の著書からリベラルアーツとしてのドラッカーをまとめたものです。
どこかに、役に立つ一言が含まれていることと思います。
ぜひ、ご愛読ください。
 
 
 

その55 西洋文明の四つの転換点


  

ドラッカーは、「現代をポスト資本主義社会ととらえ、西洋文明における四番目の転換点である」と指摘しています。ここで転換点とは、「人々の世界観」「価値観」「社会構造」「政治構造」などが、大きく変わった時期という意味です。
ドラッカーの捉えたポスト資本主義社会がどのような転換点を経てきたかを押さえておくことは、現在から未来に対して不可欠な視点をもたらしてくれます。

1.都市の発展(13世紀)
     ドラッカーは、西洋文明に起きた最初の転換点は13世紀であると指摘しています。この頃、ヨーロッパでは都市が発展し、社会の中心として機能するようになりました。都市では、商工業者によるギルド(職業別組合)が形成され、その地位を高めるようになっていました。
    遠距離の地域との交易によって経済が発展した時代でもあります。文化の中心は、都市の大学へと移り、知恵の源泉としてギリシャの哲学者アリストテレスが重んじられるようになりました。
2.印刷革命と宗教革命の間(15世紀中から16世紀初め)
     次の転換点は、15世紀の中頃から16世紀の初頭にかけて、具体的にはグーテンベルグの印刷革命(1455年)と、ルターの宗教革命(1517年)の間に起きたと言います。この時期はルネサンス運動の絶頂期とも重なっており、古典の再評価が行われた時代でもあります。アラビア数字が普及し、アメリカ大陸が発見され、ローマ時代以来の常備軍が創設され、解剖学をはじめとする科学的探究が行われました。
3.産業革命 モダンの時代(18世紀中から19世紀)
     三つ目の転換点となったのが、18世紀中頃から19世紀にかけての産業革命の時代です。その時代には、資本主義と共産主義が誕生しました。近代的な大学が創設され、教育の革新が起きました。資本家が登場して、産業革命の主役に躍り出ました。産業革命によって、それ以前の時代とはまったく異なる時代になったのです。
     この産業革命の時代こそがモダンの時代であり、また現在の私たちのマネジメントの考え方にも大きな影響を与えた時代だったのです。
4.ポスト資本主義社会(20世紀後半から21世紀中)
     20世紀後半以降、四つ目の転換点を迎えており、その新しい時代について、ドラッカーは、ポスト資本主義社会と名付けました。ポスト資本主義社会とは、産業革命以来のモダンの考え方とはまったく異なるポストモダンの考え方が支配する社会です。ドラッカーは「現在はポスト資本主義社会がまだ移行期にあるため、それがどのような社会であるかについて、ある程度の方向性は出ているけれども、それを明確に述べることは危険である」と言っていました。
5.現在は世界の歴史と文明の転換点
     時代の転換点の前後では、人々の認識が大きく変化します。それまで当たり前とされていたものが当たり前でなくなり、逆に新しい考え方が当たり前のものとして受け入れられるようになるのです。
    そして、「四番目の転換点である現在の変化は、単に西洋文明の変化に収まらず、世界の歴史と文明の転換点である」と言っているのです。そうした根本的な変化が21世紀の前半まで続いていくと指摘しています。現在は、私たちの実感としても歴史的転換期と感じますが、2005年に死去したドラッカーはその当時から予言していたのです。
 特に重要なのは、三つ目の転換点である産業革命から現在進行形の四つ目の転換点であるポスト資本主義社会までの流れです。この二つの転換点を理解することが新しいものづくりを考えるポイントになるでしょう。
ドラッカーはこの期間について、知識の観点から説明しています。産業革命において、知識についての考え方が大きく変わり、知識を製品、道具、製造のプロセスに適用するようになったと言います。その結果、世の中が大きく変わっていったのです。知識はその後、19世紀末ごろになると仕事そのものに適用されるようになります。そして第二次世界大戦以降には、知識は知識そのものに適用されるようになったと言います。
ドラッカーは、「産業革命以降に知識が仕事に適用されたことを生産性革命」、「知識が知識そのものに適用されるようになったことをマネジメント革命」と名付けています。
そこで、次回以降では、知識の意味の変化を産業課梅井、生産性革命、マネジメント革命に分けて説明していきます。

次回 その56「知識の意味の変化と産業革命」

著者紹介

 浅沼 宏和
早稲田大学政治経済学部卒、中央大学大学院法学研究科卒、名古屋学院大学 論文博士
社会制度変容の力学 -内部統制制度・リスクマネジメント・コーポレートガバナンス一体化の論理

日本会計研究学会会員
ドラッカー学会会員
(株)TMAコンサルティング 代表
浅沼総合会計事務所 代表 

 

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2026年2月19日