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締切間近!!「無料!メンターの基本オンラインセミナー」開催のお知らせ /連載:ものづくり人のためのドラッカー[その39]
*2025年10月31日(木)
北国からは初雪の便りも聞かれるころとなりました。
皆様いかがお過ごしでしょうか。
本日は、
- 締切間近!!「無料!メンターの基本オンラインセミナー」
- 「ものづくり人のためのドラッカー」その39
について、ご案内いたします。ぜひ最後までご拝読いただければ幸いです。
2026年1月開講新講座
【新人・若手社員によりそう メンターの基本】

下記スケジュールにて無料オンラインセミナーを開催させていただきます。
- 開催予定日:11月12日(水)
- 開催時間 :13:00~14:00
※【本講座概要解説40分前後、その後質疑応答含】
初めてメンターとなる方が安心して取り組めるように
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メンター制度とは、先輩社員が後輩社員の不安や悩みを聞き、サポートする社内制度のことです。今般、採用活動の難航や採用しても短期での離職が増加するなど、新人・若手社員の定着において、メンター制度の重要性は増しています。
今回は、新入社員や後輩のよき相談相手となるべく、メンターとしての役割や心構えを認識し、必要なコミュニケーションスキルを習得するきっかけにしていただければと思います。
通信教育開講記念として、皆様の貴重なお時間をいただき、私どもより今後の社内教育に少しでもお役立ていただけるような内容をお届けできればと考えております。
お申込み方法
- A:「参加希望」と記載いただきご返信の程お願いいたします。
閲覧用URLをメールにてお送りいたします。 - B:お電話でのお申し込みは、03-3235-8686までご連絡ください。
担当者より、閲覧用URLをお伝えいたします。
登壇講師・執筆講師
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大伴 凌平(おおとも りょうへい)
株式会社東レ経営研究所 人材開発部 コンサルタント
新シリーズ「ものづくり人のためのドラッカー」
~イノベーションは天才のひらめきではなく、明日に向けた仕事である
著者 浅沼 宏和

“ものづくり人“とは、ものづくりに関わる、経営者、技術者・技能者、営業・管理部門までのすべての人を、そう呼んでいます。
この連載はドラッカーの11冊の著書からリベラルアーツとしてのドラッカーをまとめたものです。
どこかに、役に立つ一言が含まれていることと思います。
ぜひ、ご愛読ください。
その39 技術のモニタリングの重要性
技術のマネジメントでは、技術の予測が大切です。しかし、技術の及ぼす社会的影響については、事前に予測することはなかなか難しいのです。
1.技術の予測の難しさ
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ドラッカーは、技術が今後与える影響を評価する「テクノロジー・アセスメント(技術評価)のような取り組みは、うまくいかないだろう。」といっています。そうした取り組みは、かえって間違った技術を推進し、必要な技術を抑制する方向にいってしまうことが多いというのです。新技術が将来に与える影響は、想像力が及ばない場合が多いのです。
また、いわゆる専門家の予測もあてにならないというのです。例えば、コンピュータが登場した当時、多くの専門家は経営戦略、経営計画に関わる経営者の仕事に、大きな影響を及ぼすと予測していました。しかし、実際に変化したのは現場の仕事の効率であって、経営者レベルの意志決定に与えた影響はあまりありません
2.技術のモニタリング(監視・観察)
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ドラッカーは、特定の技術について事業化のめどが付いた場合に必要なことは、その技術がどのような影響を及ぼすかをモニタリング(監視・観察)することであると考えていました。技術のモニタリングは、技術の現状を詳しく知ることです。単なる予測は不確実であり、一種の賭けになってしまいます。新技術の行く末を見定めるために有効なのは、その技術をモニタリングすることなのです。発展途上にある技術では特に重要なことです。
では、技術のモニタリングの目標はどこにあるのでしょうか。それは技術がもたらした悪い結果を見つけ、それを取り除くことを、事業上の機会にすることにあります。それこそが、企業が利益を得るのに最もふさわしい取り組みであるとドラッカーはいっています。企業にとっても良く、社会にとっても良いことだからです。ドラッカーにとって、社会的責任は、文字通り果たすべき義務であると同時に、ビジネスチャンスでもあるということです。技術のモニタリングはその両面において役立つものなのです。
3.技術の悪い影響の対応
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技術上の悪い影響を事業上の機会にすることができれば、問題自体が消滅しますが、もしもそれができない場合には、どのようにしたらよいのでしょうか。その場合には、適切な自主規制をすることが大切です。
社会に深刻な影響を与えることは、いずれ世間の拒否反応となって跳ね返ってきます。遅かれ早かれ問題になることは避けがたいのです。問題の発生を予期し、正しい対策を早い段階から検討しておかなければ、やがて、大きなしっぺ返しを受けることになるでしょう。時には、正しい行動が非難されてしまうこともあります。それでも、企業は正しいことをするべきであるというのが、ドラッカーの考え方でした。
次回 その40「技術と社会的責任の関係要性」
著者紹介
浅沼 宏和
早稲田大学政治経済学部卒、中央大学大学院法学研究科卒、名古屋学院大学 論文博士
「社会制度変容の力学 -内部統制制度・リスクマネジメント・コーポレートガバナンス一体化の論理」
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