物流現場のヒューマンエラー防止へ、具体的な改善策を学ぶ

　物流にとってヒューマンエラーは大きな課題です。倉庫・配送センターにおけるピッキングミス・誤出荷・誤積み、配送・納品時における商品破損・交通事故・誤納など、ヒューマンエラーはさまざまな工程で起こり得ます。
　これらのヒューマンエラーは、時に社会に影響を及ぼし、人命にも関わります。誰でも起こす可能性がありますが、人間の行動特性や危険に陥りやすい外部環境などの要因を理解し、正しい対策を取ることで防止することができます。
　本講座では、物流の工程ごとに起こり得るヒューマンエラーの種類と発生動向を把握し、具体的な対策を事例から学びます。また、ＩＴシステム導入によるエラー防止策を踏まえ、業務改善につなげます。

• ヒューマンエラーの特性と物流現場における発生動向を理解します。
• 物流現場で実践できるヒューマンエラー対策を身に付けます。
• ヒューマンエラーを防止し、安心・安全な職場環境を目指します。

• 物流工程で起こるヒューマンエラーの種類と対策を学びます。
• テキストの事例から考えることにより、物流現場の業務改善に役立てます。
• ＩＴシステム導入によるヒューマンエラー対策を紹介します。

• テキスト：１冊（電子ブック対応）
• レポート回数：２回（Web提出可）

No.	主　な　項　目
1	第１章　物流業務と社会との関わり 1-1　社会状況の変化が物流現場へ及ぼす影響 （1）物流の現状 （2）働く人の環境と人手不足 （3）持続可能な物流に向けて （コラム）自動倉庫 1-2　物流のヒューマンエラーが社会へ及ぼす影響 （1）物流の基本活動とリスク （2）物流のリスクとしての労働災害 （3）交通事故の発生状況と社会への影響 学習のまとめ 第２章　物流とヒューマンエラー 2-1　ヒューマンエラーの基本 （1）ヒューマンエラーの基本的な考え方 （2）ヒューマンエラーの原因・要素 （3）ヒューマンエラーの複合要因 2-2　倉庫・物流センターの災害・ヒューマンエラー （1）荷役の災害・ヒューマンエラー （2）保管のヒューマンエラー （コラム）ロケーション管理 （3）包装のヒューマンエラー （4）流通加工のヒューマンエラー （5）事務所関連のヒューマンエラー 2-3　輸配送・納品の災害・ヒューマンエラー （1）運送事業者事務所におけるヒューマンエラー （2）積地におけるヒューマンエラー （3）輸配送における災害・ヒューマンエラー （コラム）二輪車との事故 （4）納品のヒューマンエラー （コラム）エキナカ納品 学習のまとめ
2	第３章　物流業務の改善とその具体策 3-1　災害・ヒューマンエラー対策の概要 （1）災害の捉え方 （2）ヒューマンエラー対策のための現場改善 （3）災害・エラー対策を導き出す方法 3-2　倉庫・物流センターにおける改善 （1）荷役の災害・ヒューマンエラー対策 （2）保管のヒューマンエラー対策 （3）包装のヒューマンエラー対策 （4）流通加工のヒューマンエラー対策 （5）事務所関連のヒューマンエラー対策 3-3　輸配送・納品の改善 （1）運送事業者事務所におけるヒューマンエラー対策 （2）積地におけるヒューマンエラー対策 （3）輸配送における災害・ヒューマンエラー対策 （4）納品先での注意点 （5）長距離輸送を維持するための複数社によるリレー （6）ドライバーの教育訓練 3-4　安全・安心な職場づくり （1）本来の現場リーダーの役割 （2）安全リーダーとは （3）サーバントリーダーシップ （4）安全リーダーの理想像 （5）厳しくて温かい安全リーダー （6）安全へのモチベーション （7）職場の一体感を高めるコミュニケーション 学習のまとめ 第４章　ITシステムによる物流の改善 4-1　物流現場のITシステム （1）WMS（倉庫管理システム） （2）TMS（輸配送管理システム） 4-2　ITシステムの効果的な導入に向けて （1）ITシステム導入の落とし穴 （2）ITシステム導入前の準備 （3）効果的なシステム導入のポイント 4-3　物流DX 学習のまとめ