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認定職業訓練(技能検定学科試験免除コース) 2025年度「機械検査科」「機械保全科」募集開始! /連載:ものづくり人のためのドラッカー[その14]

*2025年5月15日(木)

青葉の風薫るさわやかな季節となりましたが、
皆様お変わりございませんでしょうか。

本日は、

  • 認定職業訓練「機械検査科」「機械保全科」募集開始!
  • 「ものづくり人のためのドラッカー」その14

について、ご案内いたします。ぜひ最後までご拝読いただければ幸いです。

2025年度 
認定職業訓練(技能検定学科試験免除コース) 「機械検査科」「機械保全科」
募集開始!

認定職業訓練(技能検定学科試験免除コース)

認定職業訓練(技能検定学科試験免除コース)は、職業能力開発促進法に定められた訓練カリキュラムによって実施され、修了によって「技能検定」の学科試験が免除となります。
これまでに40,000名以上の方が、JTEXの認定職業訓練を利用し、技能士として活躍しています。


「技能検定」および「技能士」とは

技能検定は、働くうえで必要とされる技能の習得レベルを評価する「国家検定制度」であり、労働者の技能と地位の向上を図ることを目的に、昭和34年より行われる検定制度で、多くの企業において、社内人材育成の一環として採用されています。

JTEX「認定職業訓練コース」紹介

JTEXが実施する「認定職業訓練」は、職業能力開発促進法に基づき、年1回の開講で、通信教育(添削指導・6回のレポート提出)とスクーリング(3日間・面接指導、修了時試験を含む)を行い、修了者には東京都知事の公印の入った認定職業訓練修了証書を授与、技能検定受検に際して学科試験免除の資格を与えるものです。
1級・2級技能士コース・機械検査科【9月開講】
1級技能士コース・機械検査科(機械検査作業)
    受講期間12カ月 受講料41,800円

      <1か月目>・測定法(1) ・測定法(2)
      <2か月目>・検査法
      <3か月目>・品質管理 ・電気一般 ・安全衛生管理
      <4か月目>・機械構成要素 ・潤滑及び給油
      <5か月目>・機械工作法 ・材料一般
      <6か月目>・力学及び材料力学 ・製図
2級技能士コース・機械検査科(機械検査作業)
    受講期間12カ月 受講料36,300円
1級・2級技能士コース・機械保全科【10月開講】
1級技能士コース・機械保全科(機械系・電気系)
     受講期間12カ月 受講料41,800円

      ・共通編(レポート3回)

        <1か月目>・機械一般 ・材料一般
        <2か月目>・機械保全法一般
        <3か月目>・品質管理 ・電気一般 ・安全衛生管理

      ・専門編─機械系保全作業(レポート3回)

        <4か月目>・機械構成要素 ・ 潤滑及び給油
        <5か月目>・機械工作法 ・油・空圧装置
        <6か月目>・力学及び材料力学 ・製図
2級技能士コース・機械保全科(機械系・電気系)
     受講期間12カ月 受講料36,300円

認定職業訓練コース ご受講の流れ

受講申込
専用申込用紙に記入の上、お申込ください。

※申込用紙の入手方法は、下記までお問合せください

機械検査(申込受付中~7月末日必着)
機械保全(申込受付中~9月5日必着)
教材配布
テキスト・レポート用紙は

機械検査:8月中
機械保全:9月中

に一括送付いたします

通信教育スタート
  • 機械検査:2025年9月から2026年4月上旬
  • 機械保全:2025年10月から2026年4月下旬
  • までに、レポートを6回提出
    ※60点以上が合格、59点以下は再提出

     

    面接指導(スクーリング)出席
    2026年5~7月(機械保全科)に開催される3日間のスクーリングに出席

     
     

    修了時試験
    2026年9月20日に東京都知事証明の修了証書が発行されます



     

    新シリーズ「ものづくり人のためのドラッカー」
     ~イノベーションは天才のひらめきではなく、明日に向けた仕事である
                              著者 浅沼 宏和

    “ものづくり人“とは、ものづくりに関わる、経営者、技術者・技能者、営業・管理部門までのすべての人を、そう呼んでいます。
    この連載はドラッカーの11冊の著書からリベラルアーツとしてのドラッカーをまとめたものです。
    どこかに、役に立つ一言が含まれていることと思います。
    ぜひ、引き続きご愛読いただきたく、連載を開始いたします。
     
     
     

    その14 資産としての知識労働者

    これまで見てきたように、知識労働は肉体労働と反対の性質をもっています。組織は知識労働者をどのようにとらえたらよいのでしょうか。ドラッカーは知識労働者と肉体労働者との違いは経済的側面において特に大きいと言っています。
     経済学において、また現実の企業経営においても、つい昨今まで、労働者はコストとして認識されています。
    しかし、「人的資本経営」という言葉が出てくるはるか以前に、ドラッカーは知識労働者を「資産」として扱う必要があると言っていました。コストであれば管理し、削減していく必要がありますが、資産であれば増やさなければなりません。これこそが、知識労働者の生産性の向上に必要なことであると主張しています。

     ドラッカーは、生産手段という観点から知識労働者と肉体労働者を比べています。肉体労働者は、たとえ経験豊富であっても、工場や建設現場、工事現場のような仕事場に行かなければ仕事をすることができません。仕事場と経験がセットになっているため、せっかくの経験を持ち運ぶことができないのです。

     ところが、知識労働者は頭にしまってある知識を持ち運ぶことができるのです。つまり、知識労働者は組織から組織へと移動していく可能性が高いということです。
    現在は知識が重要な意味を持ちます。知識を成果につなげるためには専門化する必要がありますが、専門化した知識は、組織によって生かされることで成果を生むのです。
     知識労働者は組織によって成果を生むことができ、組織もまた知識労働者の専門化した知識を利用することで成果につなげていくことができるのです。
     
     企業の重要な仕事のひとつに、資産の管理があります。ドラッカーは、知識労働者が資産であるならば、どのようにマネジメントするべきかをよく考える必要があると言っています。最高の知識労働者を引き付けるためには何が必要なのか、彼らの生産性を向上させ、組織の業績に結びつけるにはどうしたらよいか、資産としての知識労働者のマネジメントは、現在の企業にとっても大きなテーマなのです。
     
     現在では、人材について「人的資源」もしくは「人財」といった表現が使われることが多くなりました。企業の発展にとって経営資源としての人の問題が最も重要であるという認識は共有されているのです。
     しかし、仕事の意味を問い、労働の意味を明らかにし、その労働を肉体労働と知識労働の違いという観点から特長を整理したドラッカーの視点は今で有益なものといえるでしょう。
     経済産業省のホームページでは「人的資本経営とは、人材を「資本」として捉え、その価値を最大限に引き出すことで、中長期的な企業価値向上につなげる経営のあり方」と掲載しています。ドラッカーのほうがより具体的なように感じます。

    次回 その15「先進国を支えるテクノロジストの成功条件」

    著者紹介

     浅沼 宏和
    早稲田大学政治経済学部卒、中央大学大学院法学研究科卒、名古屋学院大学 論文博士
    社会制度変容の力学 -内部統制制度・リスクマネジメント・コーポレートガバナンス一体化の論理

    日本会計研究学会会員
    ドラッカー学会会員
    (株)TMAコンサルティング 代表
    浅沼総合会計事務所 代表 

     

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    【発行・編集・著作】
    JTEX 職業訓練法人 日本技能教育開発センター
    〒162-8488 東京都新宿区岩戸町18 日交神楽坂ビル
    TEL:03-3235-8686(午前9時~午後5時)

    2025年5月15日