質問券の話 /新鬼平随想録[第40回]
*2024年6月27日(木)
梅雨明けが待ち遠しい今日この頃ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
本日は、
- 今までJTEXに届いた様々な質問券と回答する講師陣にフォーカスを当てて
- 石岡慎太郎(JTEX理事長)による池波正太郎の小説『鬼平犯科帳』をもとにした「新鬼平随想録」
第40話
について、ご案内いたします。ぜひ最後までご拝読いただければ幸いです。
質問券の話
学習を進める中で、テキストを何度読んでも理解できない、もう少し詳しい解説が欲しい…そんな時にご利用いただくのが「質問券」です。
JTEXでは「質問券」の制度があり、分からないことは紙面の「質問券」または
Web提出可能な講座の場合は質問フォームから講師に質問することができます。
勉強熱心
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JTEXの通信教育は幅広い年齢の方に受講いただいております。そのため、受講者の方の中にはその分野でずっとお仕事をされている方もいらっしゃると思います。
技術系の講座では「プロ」から思わずうなるような鋭い質問をいただくことがあります。
受講者の方から熱心な質問が届くと、先生方も回答に気合が入ります。
とことん付き合います
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資格の勉強は、書店にも市販本がたくさん並んでいますので独学も可能です。
しかし、もし壁にぶつかったとしても、講師の先生に質問できるのがJTEXの通信教育の強みです。
受講者の方から、
「一度質問の回答をいただきましたが、よく理解できませんでした。▲▲までは理解できました。〇〇についてもう少し詳しく解説お願いします。」
という再質問をいただくことがあります。
どこまで理解できていて、どこがわからないか具体的に書かれていると先生も回答しやすいです。
講師の先生はとことん付き合ってくれますので、わかるまでご質問ください。
レベル高すぎます
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「1+1=2を簡単に証明をしてください。」
もし、JTEXに算数の講座があり、こんな質問が来たらどう答えたらいいでしょうか。
簡単に回答できるようでも実は複雑な説明が必要で、解答欄だけでは到底解説できないことがあります。
学問は奥が深いので入門講座で興味を持った方は、ご自身で専門書を調べてみるとハマるかもしれません。
(質問は講座の内容に限定させていただいております。)
もっと質問して!
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ある講座の先生から、
「質問が来ないと、
受講者の皆さんの考えていることが分かりません。」
と言われたことがあります。
記述式でレポートの提出がある講座は、受講者の方の躓きポイントなどをレポートを通して知ることができます。
しかし、マークシート/Web提出の講座は、質問券が唯一の先生と受講者様をつなぐコミュニケーション手段となります。
簡単すぎる、難しすぎるなど、受講者様が講座を受講してどのように疑問を持ったか、先生はリアクションを待っています。
今まで印象に残った質問券と回答された先生のエピソードをご紹介させていただきました。
JTEXの講座は、著者の先生から回答がもらえる講座もあります。
通信教育のメリットの一つ、質問券をぜひご活用ください。
JTEXの講座は、著者の先生から回答がもらえる講座もあります。
通信教育のメリットの一つ、質問券をぜひご活用ください。
鬼平犯科帳連載について
JTEXメールマガジンでは、石岡慎太郎(JTEX理事長)による池波正太郎の小説『鬼平犯科帳』をもとにした「新鬼平随想録」を1話ずつお届けします。息抜きにご一読いただければ幸いです。
作者の池波正太郎氏は19歳のとき(昭和17年)、小平の国民勤労訓練所(戦後の中央職業訓練所)に入り、萱場製作所で2年間、四尺旋盤を使って飛行機の精密部品を作り、そのとき体で覚えたものつくりの手順で、『鬼平犯科帳』を書いたといいます。
このように、この小説の背景は意外に深く、皆様もこの作品から学ばれる点が多いと思います。
第40回 流星(上)
中村吉右衛門主演の第26話「
大坂は心斎橋・
生駒は、両先生には江戸へ行ってもらおう、1人半金25両、次第によっては1人総額百両を出す、相手は改め方と鬼平、
それから1ヶ月後の7月始め、江戸で異変が起きる。改め方の同心・原田一之助の妻・きよが四谷・坂町の御先手組屋敷の長屋を出て、近くの菓子屋・加賀屋で夫の好きな饅頭を買って帰る途中、
その翌日、更に改め方の同心・三浦助右衛門の次男で16の又三郎が剣術道場の帰り、内藤新宿の細道で、何者かに一太刀で殺された。
平蔵はすぐさま配下の与力・同心に家族の外出を禁止し、四谷の組屋敷の内外を厳しく警備させた。幕閣もこの事態を重視し、若年寄・京極備前守が平蔵を呼び、このままでは改め方は本来のお役目を果せなくなる、警備は同じ屋敷に住む別の弓組の頭・山本伊予守の配下に任せることとするという措置を講じてくれた。
しかしその日の夜、浅草の味噌問屋・佐野倉と本郷の扇問屋・太田屋に盗賊が同時に押し込み、皆殺しにして、どれ位か分らぬ程金品を奪い去ったのである。すぐ改め方は長官を先頭に密偵に至るまで総動員で、昼も夜もなく、汗みずくになって探索を続けたが、何の手掛りも得られない。
ところで日本橋川からの
船頭・友五郎は浜崎の友蔵と名乗り、川越の盗賊・
その友五郎が加賀屋へ帰り、2階へ行くと、お客は飯富一味にいた
その翌々日、密偵・
平蔵は即座にそれは誘拐されたのだと断じた後、仮親の友五郎が川越と江戸を結ぶ
その夜山本伊予守の配下、同心・木下与平治が組屋敷の外を1人で見廻っていたが、一太刀で斬り殺された。この報告を受け、平蔵は商家を襲う兇賊を警戒したが、相手はこちらの出方を見通した様に現われなかった。
一方江戸へ潜入した沖源蔵と杉浦要次郎は、豊島郡
さらに杉浦が平蔵を仕止めたいと息巻いたが、沖はお頭のねらいは他の者を殺して平蔵を苦しめ、その
そこへ植半の息子が生駒一味の津村の喜平を案内してきた。植半の主人も息子も職人も皆鹿山一味の者である。生駒一味と鹿山一味の提携は、女賊・
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2024年6月27日