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2027年度新講座のご案内(AI・DX・人材育成) /随想 鬼平犯科帳[第16回]

*2026年10月8日(木)

  
秋風が吹き渡る季節となりました。皆様いかがお過ごしでしょうか。

本日は、

  • 2027年度の新講座
  • 石岡慎太郎(JTEX理事長)による池波正太郎の小説『鬼平犯科帳』をもとにした「随想 鬼平犯科帳」第16話

について、ご案内いたします。ぜひ最後までご拝読いただければ幸いです。
  

2027年度 新講座


   

【2027年1月開講】
  
    AIエージェント使いこなし術~「AIに仕事を任せる」ために
      ・受講期間:2カ月 特別受講料:18,700円 一般受講料:20,900円

      • 本講座では、AIエージェントを「仕事を一部委任できる相手」として使いこなすための土台を学ぶことができます。
      • 「そもそもAIとは?」といった基本的なことから解説しております。そのため、ITに苦手意識がある方も安心して、AIエージェントについて学ぶことができます。
【2027年4月開講】
  
    リーダーを育てる「改善と提案」~工場DXに向けて~
      ・受講期間:3カ月 特別受講料:20,900円 一般受講料:23,100円

      • 本講座では、現場改善の基本原則から品質・コスト・納期・設備・安全管理、そしてDXによる改善活動の進化までを学べます。
      • DXを改善活動の延長線で捉え、現場で活用する具体的な考え方が身につきます。
  
    Q&Aで学ぶ カスタマーハラスメント対策
      ・受講期間:2カ月 特別受講料:13,200円 一般受講料:15,400円

      • 2026年10月1日、改正労働施策総合推進法が施行されました。すべての企業等にはカスハラ防止のため、必要な措置を講じることが義務づけられています。
      • 〇本講座では、カスハラを未然に防ぐための知識と実践を学びます。
  
    図解 油圧機器―原理・装置・保全
      ・受講期間:3カ月 特別受講料:20,900円 一般受講料:23,100円

      • 油圧の基本原理や機器の構造・機能を理解し、安全な操作方法と保守点検の知識を身に付けましょう。
  
    リーダーのための「巻き込み力」
      ・受講期間:2カ月 特別受講料:18,700円 一般受講料:20,900円

      • 個人の努力だけでは成果を上げにくい現代、鍵となるのは「巻き込み力」です。
      • 〇心理的安全性やコミュニケーション、会議運営の実践手法を学び、チームで成果を生み出すリーダーシップを身につけます。
  
    ベテラン技術者からの挑戦状 機械設計「静力学~STATICS」
      ・受講期間:3カ月 特別受講料:20,900円 一般受講料:23,100円

      • 技術者として知っておきたい「静力学」の基礎を、ベテラン技術者が丁寧に解説します。
      • 機械要素の原理原則を基礎から学び、実務で役立つ応用事例を通じて理解を深めます。体系的に学ぶ機会の少ない知識を、応用力まで身につけることができます。
  
    生成AI対応「知っておきたいデザインの基本」
      ・受講期間:2カ月 特別受講料:11,000円 一般受講料:13,200円

      • 生成AIを使って、誰でもデザインをすることができるようになりました。そんな時代だからこそ、デザインの本質となる基本を学習しましょう。
      • プロのクリエイターの監修による、デザインの基本の動画教材です。
  
    現場の5S「基本のキ」
      ・受講期間:2カ月 特別受講料:9,900円 一般受講料:12,100円

      • 整理・整頓・清掃・清潔・しつけの5Sは、モノづくりにおいて安全や品質につながる第1ステップです。
      • 〇本講座では工場研修のストーリーに沿って、5Sを分かりやすく解説していきます。

2027年度 改訂講座

【2027年4月開講】
    <改訂>ISO9001:2026入門
      ・受講期間:2カ月 特別受講料:18,700円 一般受講料:20,900円

      • 2026年版の改訂で新たに導入された要求事項や、2015年版からの変更点について説明しています。
    <改訂>消防設備士合格講座(乙種第6類)
      ・受講期間:3カ月 特別受講料:20,900円 一般受講料:23,100円

      • 乙種第6類に特化した内容で構成した教材で、受験準備学習に取り組みやすくなりました。

鬼平犯科帳連載について

JTEXメールマガジンでは、石岡慎太郎(JTEX理事長)による池波正太郎の小説『鬼平犯科帳』をもとにした「随想 鬼平犯科帳」を1話ずつお届けします。
息抜きにご一読いただければ幸いです。

池波正太郎氏は作者は19歳のとき(昭和17年)、小平の国民勤労訓練所(戦後の中央職業訓練所)に入り、萱場製作所で2年間、四尺旋盤を使って飛行機の精密部品を作り、そのとき体で覚えたものつくりの手順で、『鬼平犯科帳』を書いたといいます。
このように、この小説の背景は意外に深く、皆様もこの作品から学ばれる点が多いと思います。

  



第16回 瓶割り小僧

     『瓶割り小僧』(文春文庫21巻)は、子どもの頃が人間にとっていかに大事であるかを示唆する、自選作の1つである。
     
     石川五兵衛という盗賊が捕らえられたが、一言も口をきかぬというので、取調べの様子を横の小部屋から鬼平が盗み見ると、左横顔に火傷がある。どこかで見たことのある男である。外へ出ると、小者が鬼平に驚いて湯呑みを落とし、それが割れた瞬間に想い出した。

     約20年前、神谷町の研師(とぎし)に行ったとき、前の瀬戸物屋の主人が店先で遊ぶ子ども達を追い払ったが、1人残った7、8歳くらいの子どもが、「お客に何をする」と言う。これが石川だった。主人が買い物を聞くと、「水瓶を2つ買って、持って帰るよ」と言うので、わざと値段を安くして子どもに買わせ、「さあ持っていけ」というと、子どもは道端の石塊をぶつけて瓶を割り、「かけらなら1人で運べるよ」と言う。主人は怒ったが、「買ったら俺のものだ」と言って、2つ目も割り、かけらを2つ3つ持って、「一度に全部持って帰るとは言ってないよ」と言い残して、麻布のほうへ歩き出した。
     
     麻布では母親が茶店をやっていたが、4年前、夫の病死後一緒になった年下の男が利発な子どもを嫌い、薬缶を投げて火傷をさせるなどの暴力を振るっていた。

     「大人の男は皆知恵が足りない。継父もそうだ。何で母は好きになったのだ」と思いながら子どもが歩いていくと、瀬戸物屋の用心棒が追いついて斬ろうとしたが、間一髪のところを鬼平が助けた。
     
     しかし、鬼平は子どもを立たせ、「大人を馬鹿にするなよ」と言っていきなり抜き打ちをした。子どもはしばらくして息を吹き返し、立ち上がると、着物と帯が2つに割れて下に落ちたので、悲鳴を上げて、裸のまま走って逃げた。

     翌朝、石川は直々取り調べに当たった鬼平を見ても薄笑いをしていたが、しばらくしてそれが消えたとき、「瓶割り小僧。盗っ人になったのか。あのとき泣いて逃げた気持ちを忘れたな」と言うと、石川はがっくり肩を落とし、それから犯行をすべて白状した。

     その日の夕方、鬼平は部下に言った。「あやつは16のとき継父を殺害し、母を捨てて逃げた。いま少し、だれかがあやつめに目をかけてやればよかったものを」

     なお池波は、この小説が昭和55年9月に発表される1年5ヵ月前に、次のような随筆を発表している(『私が生まれた日』朝日文庫)。

     関東大震災で浅草の家が焼け、私は浦和で0歳から5歳まで過ごした。振り返ってみて、浦和でのおだやかな幼時の生活が今日の自分へ大きな影響をもたらしている。父も母も落ち着いて暮らし、健康であり、私は野や森を駆け回り、好きなだけ絵本やクレヨンを買ってもらい、清潔にしかも質素に育てられた。私の一生はこの数年で決定し、性格も浦和で定まった。6歳の時に父母が離婚した後、何度か横道にそれかかったが、そうはならなかった。今も自分の中に生きている「子どもの頃」をこれから小説に表現していきたい。






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2026年10月8日