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認定訓練コース機械保全科申込み※締切間近※ /随想 鬼平犯科帳[第11回]
*2026年9月3日(木)
本日は、
- 認定訓練コース機械保全科申込み※締切間近※
- 石岡慎太郎(JTEX理事長)による池波正太郎の小説『鬼平犯科帳』をもとにした「随想 鬼平犯科帳」第11話
について、ご案内いたします。ぜひ最後までご拝読いただければ幸いです。
認定訓練コース【機械保全科】締切間近
受講をご希望の方は早めのご対応お願い致します!
すでにお申込みを頂いておりますお客様におかれましては誠にありがとうございます!!
本年度もJTEXが実施する「認定訓練コース:機械保全科」のお申込みが続々と到着しております。
国家技能検定の学科試験が免除になるこちらのコースについては、毎年1回10月開講のみの受付となります。
ご受講を希望されていて、まだお受付をしていない方におかれましては、早めの申込をお願いいたします。
鬼平犯科帳連載について
JTEXメールマガジンでは、石岡慎太郎(JTEX理事長)による池波正太郎の小説『鬼平犯科帳』をもとにした「随想 鬼平犯科帳」を1話ずつお届けします。
息抜きにご一読いただければ幸いです。
池波正太郎氏は作者は19歳のとき(昭和17年)、小平の国民勤労訓練所(戦後の中央職業訓練所)に入り、萱場製作所で2年間、四尺旋盤を使って飛行機の精密部品を作り、そのとき体で覚えたものつくりの手順で、『鬼平犯科帳』を書いたといいます。
このように、この小説の背景は意外に深く、皆様もこの作品から学ばれる点が多いと思います。

第11回 密告
昔、鬼平から恩を受けた女性が盗賊に身を落とすが、その恩を返して死んでゆく『密告』(文春文庫11巻)は、人の情けの美しさを感じる物語である。
「今夜、深川・仙台堀の鎌倉屋へ盗賊が入る」との密告文を読んだ鬼平は、犯行中の兇盗・伏屋の紋蔵一味を捕縛した。翌日調べると、密告者は片足の不自由な女性であったそうで、また、密偵の彦十が「紋蔵は横山小平次に似ている」と言ったことから、鬼平はその女性がお百でないかと思う。
昔、鬼平が本所・深川で放蕩無頼の生活をしていたとき、深川の茶店にお百という少女が働いていた。継母に嫌われているところが似ていて、鬼平は同情していたが、御家人で美男子の横山小平次という不良がお百を誘惑し、妊娠すると石段から突き落とすなどの暴行を加えた。茶店の主人から相談を受けた鬼平は、横山をこらしめ、23両の慰謝料を取ってやり、これに鬼平の餞別5両を加えた28両を持参金として、郷里・上総で後妻に入る話がまとまった。お百は生まれたばかりの紋蔵を抱いて、不自由な足で深川を去って行ったと、鬼平は後で知らされた。
しかし、結局お百は、本格の盗賊・笹子の長兵衛の女房になってしまう。そして笹子の死後、紋蔵は堅気にもならず、しだいに畜生ばたらきをするようになったので、お百も共に追われて江戸へ来たのであった。
鬼平は、密告で危なくなったお百を何としても救いたいと紋蔵に強く訴えたところ、心打たれた紋蔵は、一人逃げた手下が母を殺すかもしれないと思い、その居場所を教える。だが、お百は見張りの手下を毒殺して密告した後、逃亡してきた手下と相討ちで死んでおり、その傍らには、鬼平がお金を出して彦十が買って与えた餞別のさんご玉のかんざしが転がっていた。以下に本文を引く。
お百は盗賊の仲間に身を落しても、あのときの本所の
紋蔵が市中引き回しのうえ死刑となる前夜、鬼平は
なお、鬼平はお百に同情していたが、さして親身になったわけではない。お百が深川を去るときも、他所で遊んでいたくらいである。作者は「恩は着せるものではなく、着るものだ」(『男のリズム』中公文庫)といっているが、お百はあの時まさに恩を着たのであり、だからこそ、命にかえて恩を返したのである。それに対して鬼平もまた、考えてみれば立派に恩を返したのである。
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