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食品表示検定とは|食品表示検定を取得するメリット・試験概要・業務内容等を詳細解説!

食品表示検定とは

資格概要・取得するメリット・
取得後の業務内容等を解説!

食品表示検定は食品表示検定協会が実施する、日本国内に流通している飲食料品の食品ラベルの表示に関する「表示する力」「読み取る力」に関する検定です。
ここでは食品表示検定試験に向けて勉強するメリットや、試験の詳細を解説していきます。

目次

食品表示検定 試験日程

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食品表示検定(初級・中級)試験は年2回前期(6月~7月)と後期(11月~12月)に分けて全国主要都市で実施されます。(CBT方式)

試験情報の詳細は試験実施団体のホームページにてご確認ください。

食品表示検定とは

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日本国内で飲食料品を流通させるためには、食品のラベル表示が義務づけられています。
ラベルには、名称や銘柄、生産県や輸入国、品物の消費・賞味期限や、保存や取り扱いの方法、添加物やアレルギー食品、遺伝子組み換え食品などの情報を、義務または任意で表示する必要があり、全ての飲食料品を横断して必要になる遵守事項のほか、米、しいたけ、うなぎなど、品目によっては個別の表示義務を定めているものも多数あります。
また、昨今の健康ブームによって健康食品が多数製造販売されるようになり、栄養成分の正しい表現や、誇大な表現で消費者をあおる表示についても規定を設けています。

しかし、これらに関連する法令は、JAS法、食品衛生法、景表法、計量法、健康増進法、医薬品医療機器等法など、複数の省庁・法令が絡む結果となり、横断的な取りまとめ資料や公的な指導要綱もない状態が長年継続していました。
4000ページ以上に及ぶ法令を把握することは非常に難しく、また食品添加物の技術の進歩、食品偽装などの事件事故の度、頻繁に法令が追加・改正されるため、常に最新の情報を把握することが難しかったことが理由としてあげられます。
このような状況を改善するために、食品表示検定が立ち上げられました。食品表示検定に合格することにより、表示義務を横断的、体系的に学び、消費や流通に役立てるための知識を持っていることが認められる資格といっても過言ではないでしょう。

食品表示検定は難易度によって、初級・中級・上級に区別されており、勤務する業界や業務内容によって受験に適する等級が違ってきます。
食品表示検定の「初級」は、食品表示の内容を理解した上で商品を選択したい一般消費者や、食品に関わる業務を行っている企業に勤務する、食品表示の初心者が受験対象といえます。食品表示検定の「中級」は上記のような企業において、食品表示の専門的な知識を活かして業務を進めていく必要のある方が主な対象になっていて、各等級の中で一番受験者数の多い等級です。また、食品表示検定の上級は、食品表示に関する専門家として食品表示の知識を業務に活かすと共に、企業内において責任を持って表示の作成・指導を行っていける方が対象になっています。

食品表示検定を取得するメリット

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食品表示検定の各等級を取得することにより下記のようなメリットがあげられます。
※一般社団法人食品表示検定協会のホームページから抜粋

初級

食品表示の基礎知識を得て、業務に生かせる。
食品表示の意味を理解し、「安全・安心」な食品を選ぶことができる。

中級

食品表示の専門的な知識を得て、業務に活かせる。
食品表示に関する顧客からの質問に的確に答えられるようになる。

上級

食品表示のエキスパートとして業務に活かせる。
食品表示について自ら作成でき、指導できる。

上記とは別に、各等級にわたってのメリットとしては下記のような点もあげることができます。

  • 食品表示を勉強することで食品表示の目的や概要を体系的に学ぶことができる。
  • 合格者は「食品表示診断士」の資格を取得でき、名刺や履歴書に記載できるようになる。
    食品表示診断士の資格を採用条件や昇給条件とされる企業も増えてきています。食品表示診断士の取得が各企業に法的に義務付けられているわけではありませんが、食品製造業や小売業など、多くの食品関連企業が業務の為に社員の受験を推奨しています。

食品表示診断士の働く業界

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検定に合格し、食品表示診断士と認定されることで、メリットも多い食品表示検定ですが、食品表示診断士の多く働く業界として、代表的なものは以下のような業界があげられます。

・食品製造業    ・食品商社・食品卸業   ・食品小売り業   ・印刷業

資格名からもわかるように、上記のような直接食品を扱う企業・業界においてはニーズの高い資格といえるでしょう。また、食品の包装を扱うような印刷業を主業とする企業も日本には多く存在するため、そのような印刷会社は正しい食品表示の知識を持った人が重宝される傾向にあります。こういった食品関連業、印刷業などの企業に就職した際には、社内で食品表示検定の受験を推奨しているケースも多いと思われます。
食品の安全に関しての関心が非常に高い日本では、食品を製造・販売する以上、正しい食品表示を企業として行っていくことは必要不可欠であり、また、食品表示基準は毎年その内容が細かく変更される場合が多いため、企業は食品表示を正しく理解している人材を日々求めているのが現状です。食品表示検定の「上級」取得者は、企業の新規製品企画や品質保証などの部門では引く手あまたといっても過言ではないでしょう。

食品表示検定 試験について

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ここまで食品表示検定に関して説明をしてきましたが、ここからは実際の試験について説明をしていきたいと思います。

試験方式

初級・中級:CBT方式によるパソコンを使用した試験方式
上級 :ペーパー試験(マークシート&記述式)

受験資格

初級・中級:どなたでも受験可能(受験資格なし)
上級 :中級食品表示診断士の資格保有が必要

試験日程

初級・中級:年2回(前期/後期)
上級 :年1回

合格基準

初級・中級:100点満点のうち、70点以上で合格
上級 :100点満点のうち、80点以上で合格

具体的なお申込方法に付きましては、試験実施団体ホームページをご参照ください。

ここまで、受験者数も年々増加している、食品表示検定について説明をしてきましたが、JTEXでは試験対策として、検定認定テキストを使用した通信教育講座のご案内が可能です。本通信教育講座が全国で選ばれる理由と、講座の詳細については下記リンクをご参照ください。

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