講座情報
講座コード: H55
受講期間: 3ヵ月
レベル: 入門 初級
レポート提出方式: マークシートWeb提出
こんなコースです
リスクアセスメントで職場に潜む危険の芽を摘み取ろう!
現代は、災害が起こってから再発防止策を講じるという「後追い型」ではなく、災害が起こる前にその原因を事前になくすという「先取り型」の活動が求められています。法は災害が起こってから規制されるため、法を守っているだけでは災害は防げません。これからはリスクアセスメントを行うなど、自主的に安全衛生水準の向上に取り組まなければならないのです。
リスクアセスメントとは、災害が発生しそうな危険性や有害性を見つけ出して評価し、リスクを除去する(減らす)手法です。リスクアセスメントの手法だけでなく、効果的な導入方法も学習します。
重大な災害が発生すれば、会社は社会的信用を失ってしまいます。リスクアセスメントを学ぶことは、従業員の安全を守るだけでなく会社を守ることにもつながります。
ねらいと特色
- 製造業や建設業など、一般的に危険が多いとされる業種に限定せず、事務職や販売員等の危険が少ない職場にも対応した講座です。
- リスクアセスメントの手法(危険性または有害性の特定、リスクの見積り、リスクの評価、リスク低減措置)を習得します。
- リスクアセスメントの考え方を理解し、職場に合ったリスクアセスメントが実施できるようになります。
- リスクアセスメント導入を進める中で、「よくある疑問」をQ&A方式で解説します。
教材構成
- テキスト:1冊
- レポート回数:3回(Web提出可)
主な項目
No. | 主 な 項 目 |
---|---|
1 |
第1章 リスクアセスメントとは何か
リスクアセスメントとは
リスクアセスメントの目的と効果 リスクアセスメントの必要性 労働安全衛生マネジメントシステム 第2章 リスクアセスメントの実施手順
労働災害が発生する仕組み
リスクアセスメントの手順 実施手順書の作成 第3章 リスクアセスメントの実施体制の確立
安全衛生管理体制
経営トップの決意表明 リスクアセスメントの推進組織 リスクアセスメント教育 第4章 実施時期と対象の選定
リスクアセスメントを行うタイミング
リスクアセスメント対象作業・対象部署の選定方法 |
2 |
第5章 情報の入手方法
情報の入手方法
ヒヤリハット
KY活動
5S活動 第6章 危険性・有害性を特定する
危険源(危険性または有害性)とは
危険性・有害性の特定方法 第7章 リスクの見積もり・優先度の設定方法
リスクの見積もりとは
リスクの見積もり方法
リスクの要素を数値化する方法 リスクの要素を数値化しない方法 |
3 |
第8章 リスク低減措置の検討と実施
リスク低減のための優先度の決定
リスク低減措置の検討の優先順位 リスク低減措置の検討 リスク低減措置の実施 第9章 実施状況の記録と見直し
保管が必要な記録
リスクの管理 第10章 リスクアセスメントの事例
事例1 飲食店
事例2 運輸業
事例3 介護施設
事例4 機械設計 事例5 建設業 事例6 事務作業 事例7 小売業 事例8 清掃業 事例9 製造業 |
受講者の声
会社でリスクアセスメントとKY活動を始めることになったので参考になりました。
日々職場や施設等、又は自身の行動で 危険だと感じる・感じた事もあり今回の受講をさせていただいた事によりさらに安全に、慎重に周囲に気を配りながら作業をしていかなければならないと思いました。受講して良かったと自分自身感じております。
リスクアセスメント、KY、ヒヤリハットは災害をなくすためのアプローチが違うだけという認識だったがすべてにつながりがあることが良く理解できてよかった。
リスクアセスメントの考えかたの整理ができた。
安全衛生と能力開発を担当しているが、リスクアセスメントについては初めて学んだ。テキストも読みやすく理解がしやすく、身近な事例で想像しやすかった。他者にも勧めやすい。