メールマガジン

国家資格「機械保全技能士」の取得を目指す皆さまへ|認定訓練コース・実技対策セミナー・本試験情報 /随想 鬼平犯科帳[第9回]

*2026年8月20日(木)

  
立秋を過ぎましたが、なお厳しい暑さが続いております。皆様におかれましては、ますますご健勝のこととお慶び申し上げます。
本日は、

  • JTEX認定訓練コース「機械保全科」
  • JTEX主催「機械保全実技対策セミナー」
  • 日本プラントメンテナンス協会実施「機械保全技能検定」受検情報
  • 石岡慎太郎(JTEX理事長)による池波正太郎の小説『鬼平犯科帳』をもとにした「随想 鬼平犯科帳」第9話

について、ご案内いたします。ぜひ最後までご拝読いただければ幸いです。
  

国家資格「機械保全技能士」の取得を目指す皆さまへ

設備保全技術者としての知識・技能を証明する国家資格「機械保全技能士」。
資格取得は技術力の見える化につながるだけでなく、設備の安定稼働や生産性向上を支える人材としての評価にもつながります。
JTEXでは、資格取得を目指す皆さまを対象に、学習から試験対策までをサポートしています。

認定訓練コース「機械保全科」

機械保全技能士を目指す方のための認定職業訓練コースです。
設備保全の基礎から実践的な知識まで体系的に学習でき、資格取得と現場力向上の両方を目指せます。

本コースの特長
  • 機械保全の基礎知識を体系的に習得
  • 現場で役立つ保全技術を学習
  • 認定職業訓練修了による学科試験免除制度の対象

資格取得への第一歩として、多くの保全担当者にご受講いただいています。

機械保全技能検定 実技対策セミナー

資格取得の大きなポイントとなる実技試験。
JTEXでは本試験に向けた実技対策セミナーを開催しています。

このような方におすすめ
  • 実技試験の出題ポイントを知りたい
  • 独学では不安がある
  • 試験直前に得点力を高めたい

実技試験で問われる考え方や解答のポイントを効率よく学ぶことができます。

機械保全技能検定 受検申請受付開始

国家資格「機械保全技能士」の検定試験は、
公益社団法人 日本プラントメンテナンス協会が指定試験機関として実施しています。

現在、受検申請の受付が開始されています。
受検予定の方は、受付期間をご確認のうえ、お早めにお申し込みください。



鬼平犯科帳連載について

JTEXメールマガジンでは、石岡慎太郎(JTEX理事長)による池波正太郎の小説『鬼平犯科帳』をもとにした「随想 鬼平犯科帳」を1話ずつお届けします。
息抜きにご一読いただければ幸いです。

池波正太郎氏は作者は19歳のとき(昭和17年)、小平の国民勤労訓練所(戦後の中央職業訓練所)に入り、萱場製作所で2年間、四尺旋盤を使って飛行機の精密部品を作り、そのとき体で覚えたものつくりの手順で、『鬼平犯科帳』を書いたといいます。
このように、この小説の背景は意外に深く、皆様もこの作品から学ばれる点が多いと思います。

  



第9回 兇剣

    『鬼平犯科帳』を読むと、登場人物が食事をする場面が実に多い。しかしそのことによって、季節も人間も生き生きと描かれているように思う。

    例をあげると、まずは『兇剣』(文春文庫3巻)の鯉料理の場面である。いけすからひきあげたばかりの鯉を洗いにした、その鯉のうす紅色の、ひきしまったそぎ身が平蔵の歯へ冷たくしみわたった。
    「むむ……」
    あまりのうまさに長谷川平蔵は、おもわず舌つづみをうち、
    「これは、よい」(以下略)

    この鯉は春の鯉だが、若葉にうもれた京都・愛宕山の茶屋「平野や」の腰かけで、ひやひやとした山気を感じながらいただくと、まことにおいしい。休暇中であるし、鎮火の神様への参拝も済ませたし、鬼平は珍しく酔っぱらう。

    次は、第3回で紹介した『明神の次郎吉』(8巻)のしゃも鍋の場面である。

    新鮮な臓物を初夏のころから出まわる新牛蒡のササガキといっしょに出汁で煮ながら食べる。熱いのをふうふういいながら汗をぬぐいぬぐい食べるのは、夏の快味であった。
    「うう……こいつはどうも、たまらなくもったいない」(以下略)

    蛍の飛ぶ夜に、本所の「五鉄」へ招かれた盗賊の明神は、自分の善行が侍に感謝され、また信州にはない美味な料理を食べて最高の気分になる。なお、「五鉄」は鬼平が青春時代入りびたっていた店で、長官就任後も改方の連絡所等としてひんぱんに使われている。

    最後は『火つけ船頭』(16巻)で、鬼平の妻女・久栄が鴨料理を出す場面である。

    鴨の肉を醤油と酒を合わせたつけ汁へ漬けておき、これを網焼きにして出すのは、久栄が得意のものだ。(略)それと鴨の脂身を細く細く切って千住葱と合わせた熱い吸物が先ず出た。
    「久栄。わしにこのように精をつけて何とする?」
    「まあ……」(以下略)

    激務の夫のために工夫をこらし、晩秋に鴨料理を出した久栄は、顔を赤らめる。そして「この人は絶対自分が守ろう」と彼女は心に誓うのであった。

    以上であるが、池波は「死ぬために食うのだから、念を入れなくてはならないのである。なるべくうまく死にたいからこそ、日々口に入れるものへ念をかけるのである」(『男のリズム』角川文庫)と、毎日の食事を大切にした人である。このため『銀座日記』(新潮文庫)を読んでも、いつどこで何を食べたかが楽しそうに記されている。

    しかし、平成2年1月25日の67歳の誕生日が過ぎると、『銀座日記』では、食欲がない、部屋で何度も転ぶ、体重が減るという記述が現れ、2月21日の「今いちばん食べたいものを考えてもおもい浮ばない」という文章で『銀座日記』は終わる。急性白血病であった。

    4月29日、病院で銀座「いまむら」の心尽くしの金目鯛の煮つけを少し食べたのが、最後の食事となった。

  






講座に関するご質問、その他通信教育に関するお問合せは、下記担当者までお願いいたします

2026年総合通信教育ガイドについて

ご請求は下記より受け付けております
「AIは、現場力でこそ生きる。」

  

電子ブックで閲覧いただけます。


【発行・編集・著作】
JTEX 職業訓練法人 日本技能教育開発センター
〒162-8488 東京都新宿区岩戸町18 日交神楽坂ビル
TEL:03-3235-8686(午前9時~午後5時)

2026年8月20日