技能検定 認定訓練(学科試験免除)コースのご案内

JTEXでは各種修了条件をクリアいただくことにより、１・２級技能検定の学科試験が免除となる、下記認定訓練コースを全国の企業様にご紹介しており、延べ40,000名を超える方々が技能士として活躍しています。

認定訓練コース

(４月開講)１・２級技能士コース・電子機器組立て科(電子機器組立て作業)
(４月開講)１・２級技能士コース・機械加工科(普通旋盤作業/数値制御旋盤作業)
(９月開講)１・２級技能士コース・機械検査科(機械検査作業)
(10月開講)１・２級技能士コース・機械保全科(機械系保全作業/電気系保全作業)

認定訓練コースを活用することで、計画的に国家資格取得を目指すことができます。
ご受講を希望される方は、企業の教育ご担当者様にご相談の上、弊社までご連絡をお願いいたします。

連絡先 TEL：03-3235-8686　　連絡先メール：jtexweb1@jtex.ac.jp

機械検査技能士とは

機械検査技能士についての説明を始める前に、「機械検査」という用語に付いて説明をしたいと思います。機械検査とは、機械の部品、作動機構を検査することを指します。生産にかかわる工場や機械検査のスキルが必要な職場は日本全国に多数存在するので、部品が正しく作られ、その部品が正しい手順で組み立てられ、そして正しく作動するかどうかを検査する業務が必要となってくるわけです。
上記の機械検査における技能の習得レベルをはかる検定が機械検査技能検定です。工場で勤務する作業員とコミュニケーションを取りながら、正しい部品を使用して、正確な順番でものづくりが進められているかを確認すると共に、数多くの測定器を使用して不具合がないかどうかを技能検定に合格した機械検査技能士が検査していきます。
機械検査を業務として取り扱う各種企業では必須の検定と言えるでしょう。

試験は各都道府県の「職業能力開発協会」が実施しており、等級は3級・2級・1級・特級の4段階にわかれています。また各等級においても、学科試験と実技試験があり、両方の試験に合格することにより、機械検査技能士として認定されます。

機械検査技能士 取得のメリット

ここまで機械検査技能士について説明してきましたが、実際にこの資格を持っていなくても、資格保有者と同様の業務を行うことは可能です。しかし、機械検査技能士の資格を取得することで下記のようなメリットがあります。
通信教育等を活用して効率的な学習を進め、合格を勝ち取りましょう！

1.機械検査に関する幅広い知識やスキルを習得することができる。

機械検査技能士の資格取得に向けた勉強をすることで、機械検査全般に関する知識やスキルを習得できることは大きなメリットです。また、資格を取得するためには、実務経験などの要件を満たすことや、学科試験・実技試験の両方に合格する必要があるので、取得者は機械検査のスペシャリストとして、豊富な経験と技術や知識を持ち合わせた証明を得ると言っても過言ではないでしょう。

2.国家検定保有者としてキャリアアップにつながる。

機械検査技能士の資格取得をすることは、自身のキャリアアップにもつながります。企業によっては資格手当が支給される企業もあるでしょう。
また、機械検査技能士の資格を所有していることで機械検査業務における、測定器や測定法、検査法などの高い知識と技術力を持っていることの何よりの証明となり、社内での評価が向上することも考えられます。現場のリーダーとして活躍することも可能です。

3.転職する際に有利になる。

機械検査技能士取得のメリットの一つとして、転職時に有利であることが挙げられます。
機械検査技能士は国家資格の一種であり、技能検定を受験して合格しないことには取得できず(JTEXの認定訓練は修了すると学科試験が免除となります)、また、全国で多くの方が受験している検定であることから、取得することにより、自身の能力を客観的に示すことができます。採用する企業側も、高い技術力を兼ね備えた人材を採用したいと考える点から、面接でのアピールになることは請け合いですし、入社後も即戦力としての評価を得ることができる可能性が高い資格といえます。

機械検査技能検定 試験概要

機械検査技能士はレベルが高いものから順に、特級・1級・2級・3級と等級が分かれており、各等級では求められる知識や技能が異なるのはもちろん、職場での階層や立場にも違いがあり、難易度を簡単に示すと、下記のように分類されます。

各等級レベル

• 3級：初心者レベル
• 2級：中級者レベル
• 1級：上級者レベル
• 特級：管理・監督者レベル

各等級試験内容

特級

学科試験　：　五肢択一式 50題：2時間
実技試験　：　計画立案等作業試験：3時間
(科目)工程管理・作業管理・品質管理・原価管理・安全衛生管理
作業指導・設備管理

1級

学科試験　：　真偽法、四肢択一式 50題：1時間40分
共通科目・選択科目
実技試験　：　「中央職業能力開発協会ホームページ」はこちら

2級

学科試験　：　真偽法、四肢択一式 50題：1時間40分
共通科目・選択科目
実技試験　：　「中央職業能力開発協会ホームページ」はこちら

3級

学科試験　：　真偽法 30題：1時間
共通科目・選択科目
実技試験　：　「中央職業能力開発協会ホームページ」はこちら

試験日程

受験申請は「10月初旬～中旬」に各等級受付となり、学科試験は翌年「1月～2月頃」に各等級実施されます。また、実技試験は「12月～翌年2月頃」に実施です。
試験実施の詳細に関しては、試験実施団体のホームページでご確認ください。

受検資格

機械検査技能検定の受験には、受験資格が設けられており、等級ごとに必要な機械検査に関連する実務経験の年数が異なります。3級は実務経験を問われず、どなたでも受験可能です。2級は2年以上、1級は7年以上の機械検査に関連する実務経験が必要です。特級は1級合格後5年以上の機械検査に関連する実務経験が必要になります。

また、1・2級の機械検査技能検定の受験資格は学歴等による短縮要件が設けられており、工業高校や大学・短大の工学部の卒業、職業訓練の修了などがこれに該当します。また、2級は3級の合格によって実務経験なしで、1級は2級合格後2年以上、3級合格後4年以上の実務経験によって、受験することが可能となります。

学科試験 出題内容

いずれの等級も学科試験と実技試験が実施されます。等級が上がるほど、試験の難易度も高くなり、等級が下がるにつれ基礎的な問題を中心に出題されます。

学科試験の共通科目は，1・2・3級全て以下の10科目が出題されます。
①測定法 ②検査法 ③品質管理 ④機械要素 ⑤機械工作法 ⑥材料 ⑦材料力学 ⑧製図 ⑨電気 ⑩安全衛生
※1・2級は真偽法及び四肢択一法（50問、1時間40分）・ 3級は真偽法（30問、1時間）

JTEX 機械検査技能検定対策 通信教育講座が選ばれる5つの理由

JTEXでは、技能検定試験の受検対策に役立つ通信教育「技能検定対策受検準備講座」を随時開講しております。
(注)年1回9月開講限定の認定職業訓練（技能検定学科試験免除コース）とは異なります。

JTEX 機械検査技能検定対策 通信教育講座ラインナップ

特級技能検定の基準細目に沿って編集したオリジナル通信教育テキストで学ぶ『特級技能検定受検準備講座（共通科目）』や、企業における機械検査部門のリーダーとなる人材を目指すために、１・２級技能検定の基準細目に沿って編集したテキストで学ぶ『技能検定1・２級 わかりやすい「機械検査」【選択制】』、過去の試験問題に取り上げられた内容に焦点を当てた通信教育教材で、３級機械検査技能検定試験合格を目指す『技能検定３級「機械検査」』等、多種にわたってご紹介可能です。
ご自身の学びたい内容に合わせた講座を選択して、合格を目指しましょう！