講座情報
こんなコースです
「対人関係力」はあなた自身の人格形成の原動力。30年間の臨床体験をふまえた理論と実践を学びます
現代日本人、とくに最近の職場・学校では、人間関係について二つの対照的な傾向が顕著です。一つはコミュニケーションが苦手で、他者と接するのがつらい人たち、もう一つは調子よく振る舞ってはいるものの、他者と心から理解しあえない不全感や不安を抱えた人たちです。「他者がこわい」「相手が何を考えているのかわからない」「言いたいことが伝わらない」「部下が動いてくれない」「子どもの気持ちがわからない」「インフォームド・コンセントができていない」など対人関係の悩みは深刻です。
また、“調子のよい人間関係”で日常を過ごしている人も、どこかでその不毛さを感じているはずです。こうした人間関係の希薄化傾向は、大小さまざまな事件を引き起こしています。
本講座は、対人関係を考え、磨くことによって「コミュニケーション・スキル」を高め、あなた自身の感受性・人格を豊かに育てていただく“自主トレ練習帳”です。
ねらいと特色
- 臨床心理学・精神医学・看護学・哲学などから対人関係の理論と実際について学び、さまざまな対人関係スキルについて具体的に考え、それを身につけるよう自主トレします。
- さらに電話、スピーチ、説明・説得、講義、営業、臨床場面など具体的な日常の対人行動を学び、あなたの「可能性」を開く「私の自己開発」アクションプランを立ててみます。
教材構成
- テキスト:1冊
- レポート回数:3回
主な項目
No. | 主 な 項 目 |
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1 |
コミュニケーションスキルはヒューマンスキル(対人関係の基本を学ぶ)プロローグ・この人に会って人生が変わった―筆者の自己紹介をかねて―“よい人間関係”の落とし穴―「人間関係」から「人格間関係」へ 人間は一人では生きていない 「コミュニケーション」と組織 対人コミュニケーションのしくみ 「わかり合う」ということ―「共感」の事例― 「共感・相互理解のしくみ」を考える 「もう一人の自分」と対話する 先入観を捨てる―対人関係の「壁」になるもの― 自分を「飾る」ほど人は離れる 他 |
2 |
対人関係スキルを磨く対人関係は「あいさつ」から 「聞く」から「聴く」へ「モモ」の聴き方に学ぶ うなずき・相づち=肯定・受容の表現 関わりを深める“聴き上手” 末期ガン患者への5つの応答 「見る」ことの限りない力 視線恐怖を乗り越える 他 |
3 |
対人関係を生きる(対人関係で可能性を開く)交渉を支えるもの 交渉の核心・説得「むずかしい人」との交渉 上司・ライバルを動かす 部下を叱る 部下を育てる―前田義徳にみる部下育成― 他 |