QC検定®・品質管理検定®は、一般財団法人日本規格協会の登録商標です。
QC検定®・品質管理検定®は、一般財団法人日本規格協会の登録商標です。
QC検定®(品質管理検定)とは?
取得するメリット・
試験概要・合格率等を詳細解説!
QC検定®は「品質管理検定」とも呼ばれ、品質管理に対する知識がどれくらいあるのかを客観的に評価できる資格です。資格取得のための勉強は、品質管理に携わる社会人だけでなく、高校生や大学生にとっても役立つ知識を得られると評価されています。
ここではQC検定®に向けて勉強するメリットや、試験の詳細を解説していきます。
QC検定®・品質管理検定®は、一般財団法人日本規格協会の登録商標です。
目次
QC検定®試験日程
試験は例年3月と9月に全国主要都市で実施されます。
申込の受付は、例年、3月試験の場合、前年12月上旬頃、9月試験の場合は、6月上旬頃より開始いたします。
試験情報の検索は 日本規格協会ホームページにてご確認ください。
QC検定®(品質管理検定)とは
QC検定®についての説明を始める前に、「QC」という用語はなんの略かと言うと、「Quality Control」の頭文字であり、製品等の品質を管理(Control)してサービスの質(Quality)を向上させるための取り組みを表しています。
品質管理は、サービスの質を向上させることで、顧客のニーズを満たす品質を保つために行うものですので、「品質管理・QCに関する知識がどの程度あるのか」を問う、QC検定®取得に向けた勉強は製造業だけにとどまらず、接客業などの「サービス」提供者にとっても非常に役立つ内容です。QC検定®は一般財団法人日本規格協会が認定している民間検定で、2005年にスタートしました。初めての開催から20年も経っておらず比較的新しい資格ということになりますが、以上のような理由から、受検者は年々増加傾向にあるといえます。また、QC検定®対策講座における、JTEX通信教育講座の受講者数も同じく増加傾向です。
QC検定®取得のメリット
①品質管理を体系的に学べる
QC検定®の勉強をすると、品質管理についての様々な知識が身に付きます。
QC検定®は1級~4級まで難易度が分かれているため、4級から上位の等級へと継続的に勉強することで、品質管理の知識がない方でも着実に自分のレベルに合わせた知識を身につけていくことが可能です。また、実用性のある知識を事前に勉強しておくことで、実務の吸収スピードが段違いに上がりますので、業務における自身の成長速度を上げることができるでしょう。
②就職・転職時に有利である
製造業では品質管理検定を評価している会社は少なくなく、中堅社員に品質管理検定の取得を命じる会社も多いです。企業によっては全社員に3級の取得を目指して勉強をさせているケースもあります。このようなケースは極端ではありますが、試験主催者の品質管理協会ホームページでは、QC検定®を推奨している企業の一覧が掲載されています。掲載されているのは大手企業が多く、QC検定®がどれだけ社内教育の一環として重要視されているかがわかります。QC検定®の2級や3級を取得しておけば品質管理における能力を証明する手段になりますので、就職や転職時には強みとなるはずです。
QC検定®(品質管理検定)各等級レベル
QC検定®は難易度の高い順に「1級~4級」に分かれており、各等級により問われる品質管理の知識と受検対象者が異なってきます。ここではQC検定®の概要を踏まえ、1級~4級の対象者や難易度の違いを確認します。
QC検定®1級
QC検定®の1級受検にあたっては、組織内で発生するさまざまな問題に対して、品質管理の側面からどのようにすれば解決や改善ができるかの把握や、それを自身で主導していくことが期待され、また、自身で解決できないような問題については、どのような手法を使って解決することができるのかを考えていく力が問われます。
各企業内での品質管理活動のリーダーや、今後そのような立場に立つ方に要求される知識を有し、その活用の仕方を理解している方が受検の対象となり、難易度はかなり高いといえるでしょう。
QC検定®2級
QC検定®の2級受検にあたっては、品質管理にたずさわる部署のリーダーや管理職、スタッフなどが対象となり、一般的な職場で発生する品質に関連した問題をQC七つ道具・新QC七つ道具などの統計的手法を活用して、基本的な管理・改善活動を自身が中心となって実施できるレベルです。品質管理に関して、しっかりとした知識を持ち、その時々に応じて適切な活動ができることが要求されます。
QC検定®3級
QC検定®の3級受検にあたっては、業種に関わらず職場の問題解決を行う社員の方、品質管理について学んでいる学生などが対象となり、QC七つ道具に関して作り方と使い方の理解をしているとともに、熟練者による改善の進め方の指導を受ければ、職場において発生する問題をQC的問題解決法により解決していくことができるレベルです。
品質管理に関しては基本的な知識を理解して改善を進めていけることが要求されます。
QC検定®4級
QC検定®の4級受検にあたっては、品質管理の初学者や新入社員、初めて品質管理を学ぶ大学生・高専生・高校生などが対象となり、品質管理の基本を含めて企業活動の基本常識を理解しており、企業等で行われている改善活動も言葉としては理解できるレベルです。仕事全般の常識的な進め方や、品質管理に関する用語の知識は有している必要があります。
おすすめの受検等級
ここまでQC検定®の1級~4級までの対象者やレベルを記載してきましたが、それを踏まえた上で、おすすめの受検等級を確認してみましょう。
品質管理を初めて学ぶ方は3級受検がおすすめ!
社会人で一般社員(管理職ではない)として働いている方や、品質管理初学者の方は、QC検定®3級からの受験をおすすめします。3級は4級よりも多少難しい内容ですが、計算が必要な問題が2級以上と比べると少ないので、通信教育等を活用して学習すれば、1~2か月程度の学習(50~100時間程度)で合格できます。企業が社内で取得を推奨する場合も3級からといったケースが多いです。
管理職の方、品質管理の知識が多少ある方は2級受検がおすすめ!
管理職として働いている方は2級の受検をおすすめします。2級に関しては3級との難易度に多少差があり、計算問題や統計を使わないと解けない問題も増えてきますが、難関資格というわけではなく、2~3か月程度の学習(100~200時間程度)で合格できるため、学習する時間に都合がつく方はチャレンジしてみる価値はあるといえます。
QC検定®試験概要
試験日程
試験は例年3月と9月に全国主要都市で実施されます。
受検資格
各級とも受検資格に制限はなく、どなたでも受検できます。
受検料
1級 | 11,000円 |
---|---|
2級 | 6,380円 |
3級 | 5,170円 |
4級 | 3,960円 |
※団体受検(30名以上)においては、割引制度があります。
申込方法
申込方法に関しては、主催者発表によります。
申込方法の詳細は日本規格協会ホームページにてご確認ください。
試験時間・試験形式
1級 | 13:30~15:30(120分) マークシート・論述 |
---|---|
2級 | 10:30~12:00( 90分) マークシート |
3級 | 13:30~15:00( 90分) マークシート |
4級 | 10:30~12:00( 90分) マークシート |
出題範囲
- 1級:
品質管理活動のリーダーとして期待される、品質管理の手法全般、実践全般に関する理解度、及び品質管理周辺の手法や品質管理周辺の活動としてトピック的事柄に関する基礎知識、並びに2級~4級の試験範囲を含む理解度の確認 - 2級:
QC七つ道具等を含む統計的な手法の活用や実践を自主的に実施するために必要とされる知識の理解度、及び確率分布、検定・推定、相関分析・回帰分析、実験計画法、抜取検査、信頼性工学、品質機能展開、統計的プロセス管理などの基本的な事項、並びに3級~4級の試験範囲を含む理解度の確認 - 3級:
データの取り方やまとめ方の基本とQC七つ道具の利用、新QC七つ道具の基本、QC的ものの見方・考え方、管理と改善の進め方、品質、プロセス管理、問題解決、検査と試験、標準化など、基本的な管理・改善活動に関する事項、並びに4級の試験範囲を含む理解度の確認 - 4級:
品質管理、管理、改善、工程、検査、標準・標準化、データ、QC七つ道具、企業活動の基本など、企業活動の基本常識に関する理解度の確認
試験概要詳細は日本規格協会ホームページにてご確認ください。
合格率
QC検定®1級 合格率
QC検定®2級 合格率
QC検定®3級 合格率
QC検定®4級 合格率
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また、QC検定®対策コースとは別に、品質管理関連コースや、統計知識、実験計画法について学べる周辺通信教育講座も多くラインナップしているので、学びたい内容に合わせた講座をお選びいただけます。
このコンテンツは、一般財団法人日本規格協会の承認や推奨、その他の検討を受けたものではありません。