消防設備士(甲種・乙種4類)受験|試験合格に向けた勉強法を紹介!|JTEX 職業訓練法人日本技能教育開発センター

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勉強法紹介

消防設備士合格に向けた勉強法をお伝えします!

ここでは「消防設備士資格を取得したいが、どのように勉強を進めればいいのかわからない」と悩まれている方へ、試験範囲や合格に向けた勉強法を、受験者数の多い「甲種・乙種4類」に絞って解説していきたいと思います。試験の難易度的には独学での合格も可能な資格ですので、実績のあるオリジナルテキストを使用したJTEX通信教育をご活用いただき、ぜひ合格を勝ち取ってください。

消防設備士ってどんな資格なの?という方はこちらのページをご覧いただく前に
「消防設備士とは」詳細はこちら をご参照ください。

目次

消防設備士(甲種・乙種4類)試験概要

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ここからは消防設備士試験合格に向けて、受験者数の多い「甲種・乙種4類」に絞って、試験概要や勉強方法をお伝えしていきます。
甲種・乙種4類は、商業施設、ホテルなどの建物に設置が義務付けられている、火災報知設備、自動火災報知設備などの工事、整備、点検が行える資格です。また、甲種・乙種4類の合格率は毎年30~40%程度で推移をしています。

学科試験の合格最低点

これは甲種・乙種4類の受験に限った話ではないですが、消防設備士試験の学科試験には各類「合格最低点」があります。試験科目ごとに設定されており、その基準は「40%以上の正解」です。これは、出題が「5問」あった科目の場合、最低「2問」は正解していないと、他の科目で高得点を取っていても不合格になるということです。試験勉強を進めていくにあたって、全科目を満遍なく勉強することが必要だということは頭に入れておきましょう。

甲種・乙種4類 出題範囲

試験科目(甲種4類) 出題数
筆記 消防関係法令 法令共通 8
法令種別 7
基礎的知識 電気に関する部分 10
構造・機能・及び工事・整備の方法 電気に関する部分 12
規格に関する部分 8
実技 鑑別等 5
製図 2
試験科目(乙種4類) 出題数
筆記 消防関係法令 法令共通 6
法令種別

4

基礎的知識 電気に関する部分 5
構造・機能・及び工事・整備の方法 電気に関する部分 9
規格に関する部分 6
実技 鑑別等 5

筆記試験の内容

消防設備士甲種・乙種4類の筆記試験は、「消防関係法令」、「電気に関する基礎的知識」、「消防用設備等の構造・機能・工事・整備」の3科目です。先に述べたように、合格するためには「各科目40%以上かつ、全体で60%以上」の成績を修める必要があります。
出題内容は、消防関係法令15問(乙種は10問)、基礎的知識10問(乙種は5問)、消防用設備等の構造・機能・工事・点検20問(乙種は15問)となっており、合計45問(乙種は30問)の出題です。

実技試験の内容

消防設備士甲種4類の実技試験は、「鑑別」と「製図」が出題されます。
※乙種4類では「鑑別」のみが出題され、「製図」の出題はありません。
鑑別では、感知器の名称・部位・機能、試験器、計器等、工具の名称と用途、受信機、耐火配線・耐熱配線・一般配線と工事方法、消防用設備等の試験基準・点検要領が出題されます。製図は、指定された図面に図記号や配線などを書き込む問題が出題され、平面図と系統図の2パターンが出題されています。鑑別等5問、製図2問の合計7問(乙種は鑑別のみの5問)の出題です。

勉強時間の目安

勉強時間の目安については、個人個人の事前知識にもよりますが、大体100~150時間位の勉強時間を確保することが目安になります。これは1日1~2時間の勉強を続けて、3か月程度となる計算です。JTEX通信教育においては、消防設備士第4類講座の学習期間は余裕をもって4か月の設定となっています。テキスト全体を3回はしっかりと読み込み、理解を深めましょう。上記の目安に関わらず、受験を検討されている方は早めに勉強を開始して、余裕を持ったスケジュールで試験に臨むことが最善と考えます。

消防設備士(甲種・乙種4類)勉強の進め方

筆記試験の勉強方法

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前述のとおり、消防設備士の学科試験は科目ごとに40%以上の合格最低点をクリアする必要がありますので、苦手科目を捨てることはできません。合格するためにはどの科目もバランスよく勉強して、苦手科目は克服しておく必要があるとともに、4つの選択肢から解答を選ぶ試験形式において「暗記問題」と「簡単な計算問題」で多く得点をすることも非常に重要になってきます。
また、消防設備士試験も他の資格試験と同じく、過去問を解くことは合格への近道です。自分の苦手な分野をなるべく早めに把握して、試験勉強にのぞみましょう。
過去問題は一般社団法人「消防試験研究センター」のホームページからも入手可能です。

消防関係法令

消防関係法令は、火災報知器の設置基準や消防関係の用語など、消防設備士として働く上で必要不可欠な基礎知識についての問題が出題されます。
この科目は暗記問題が多いため、しっかりと覚えることで、高得点が期待できる科目です。あまり早い時期に覚えてしまうと、忘れてしまう可能性もありますので、試験2か月前くらいから暗記を開始して、試験直前まで継続して理解の定着を図ることが大事になってきます。消防関係法令は最低でも70%以上の得点が取れることが望ましいでしょう。暗記方法としては、覚えるべき内容を書き出して、目につく場所に貼り、都度確認をしていくといった勉強法が効果的です。

電気に関する基礎知識

電気に関する基礎的知識は3つの科目の中で、一番出題数が少なく、(甲種10問・乙種5問)40%以上の合格最低点を取るためには、1問ずつの正答が非常に大事になってきます。※乙種では2問以上は正解しないと、この時点で不合格となります。
この科目では、電子回路などの簡単な計算問題が出題され、オームの法則や、フレミングの左手の法則を思い出しながら勉強を進めることが必要です。
このような計算問題や、数字に苦手意識を持っている方は、勉強を始めた当初は抵抗がある科目となりがちです。そのような方はまず、「V=RI [V]、I=R/V [A]、R=I/V[Ω]」といった公式を暗記することが大切です。公式さえ覚えてしまえば、あとは数字を当てはめていけば、おのずと答えが導ける可能性が高くなるからです。

消防用設備等の構造・機能・工事・点検

この科目では、火災報知設備の構造や機能、感知器・受信機の種類や役割についての問題が出題されます。勉強を進める上で大事なポイントは、感知器の種類や特徴を覚える時に混乱しないように、頭の中を整理しながら覚えていくことです。感知器などは似通った名称が頻出します。名称とその特徴をセットで覚えることが重要です。
この点において、JTEX通信教育テキストは、写真と図を多用することで、視覚からも知識の定着が図れるように工夫された教材構成となっています。
また、「テキストを読み込み、該当する部分を問題集で解答、間違えた問題部分を再度テキストの読み込み」といったサイクルで復習をしていくことで、自然と頭に知識が入ってきます。通勤時の隙間時間などに通信教育テキストを読み込む習慣をつけることで、数字や規定を効率的に憶えていきましょう。

実技試験の勉強方法

次は実技試験に関しての説明です。甲種4類は「鑑別」と「製図」、乙種4類は「鑑別」 のみの出題となります。消防設備士の実技試験は、ペーパーテスト形式で実施され、実際に火災報知設備を触ったり、点検したりする作業はありません。
実技試験は問題数が少なく(甲種7問・乙種5問)60点以上の得点を取るための、1問1問の比重が高く、得点しやすい問題を落とすと不合格になる可能性が高いです。勉強を始める前にこの点は頭に入れて進めていきましょう。

鑑別

主に、火災報知設備に関する写真やイラストなどを見ながら、機器の名前や使い方を答える問題や、設置基準・作動原理を答える問題など、様々な出題パターンが見受けられます。基本的には内容を暗記しておかなければならない部分が多く、機器の名称や使い方などをセットにして覚えることが大切です。筆記試験の法令や構造機能と覚える内容が重なるところが多いので、筆記試験対策時に並行して勉強を進めるのも効率的でしょう。
甲種・乙種ともに鑑別の出題数は5問ですので、最低3問は正解できるように準備を進めましょう。(乙種は3問正解しないと不合格となります。)
また、学科試験の4肢択一と違い、実技試験は記述式なので、機器の名称は漢字で正確に記述ができるように練習をしておく必要があります。

製図

製図も鑑別同様にペーパーテストで行われ、出題は2問です。(乙種は製図の出題はありません。)現場で作業をする際、施工に必要な設計図面を作成する力が問われる内容で、指定された図面に感知器や発信機などの図記号や電気配線、数字などを書き足していく問題がよく出題されます。甲種4類の製図試験は「平面図」「系統図」の2パターンに分けられ、出題の1問は平面図(感知器の配置と配線)に関する問題、もう1問が系統図に関する問題です。

製図の解答に関しては、筆記試験における総合的知識が必要となるため、まずは筆記試験の問題が確実に解けるようになってから勉強を始めた方がいいでしょう。
筆記試験問題の理解が進んだ方は、まず、製図問題集の解答を見ながら解いていく方法で理解を深めてください。最初はわからなかった問題も徐々に感覚がつかめてくるはずです。基本は「消防法上の設置基準に適っているか」を考えながら解くことです。製図問題集を3~4回ほど解けば、何となく製図はできるようになります。その後は試験日まで復習を重ねていくことで、試験本番にも自信を持ってのぞめることでしょう。

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