講座情報
講座コード: C10
受講期間: 2ヵ月
レベル: 入門 初級
レポート提出方式: 記述式
■本講座は、普通自動車第一種免許を取得していることを前提としています。
■ご提出いただくレポートも、テキストの内容の他、自動車運転のルールや常識より出題されます。
こんなコースです
周囲への思いやり。交通事故を未然に防ぐ、安全運転の基本を再確認
かつて日本のモータリゼーションは飛躍的に発展し、自動車免許を取得した人の多くが私生活でも積極的に自動車の運転をしていました。
しかし、現在では自動車を持たない家庭も増え、また、車に興味を持つ若者も少なくなってきています。それに伴い、運転免許は持っているものの、自動車の運転をしたことがなく、就職して仕事で初めて一人で車を運転する若い社員も少なくありません。
自動車の運転は、運転免許を持っていれば、経験に関係なく一人前のドライバーとして道路を走ることができます。自動車の運転操作そのものは、特別難しいものではありません。しかし、事故を起こさず安全運転をし続けるには、状況判断や危険の予測、周囲を不安にさせないなど、さまざまな気づきや気配りが必要となります。これらを常日頃から意識して運転し経験を積むことが、交通事故を起こさないセーフティードライバーへとつながっていきます。
交通事故は被害者、加害者ともに損害と苦痛を伴い、当事者のみならず周囲に対しても過大な影響を及ぼします。
また、会社の車で運転することは、自社の看板を背負って道路を走ることとなるので、人身事故はもちろん、道路交通法の違反や、周囲に危険や不快感をもたらすマナー違反などは、会社のイメージに大きなダメージを与えかねません。
本講座では、安全な自動車社会を築いていくために、車の運転をするドライバーがもう一度原点に返り、交通事故や事故を誘発する行為の防止を再認識していくことを目的とします。
ねらいと特色
- 交通事故の原因をもとに、安全運転に対するドライバーとしての心構えを再確認します。
- 自動車運転中にドライバーが得られる情報をイラストで説明し、さまざまな状況で運転中に注意すべきポイントについて学習します。
- 現代における自動車社会の注意点(増加する高齢者ドライバー、カーナビ利用法など)について学習します。
教材構成
- テキスト1冊(電子ブック付き)
- レポート回数:2回
主な項目
No. | 主 な 項 目 |
---|---|
1 |
● 交通事故を予防する安全運転の基本―安全について考える1章 交通事故の原因
自動車の運転について
漫然運転と脇見運転 交差点とその付近の危険性 衝突事故の危険 夜間運転の危険 高齢者の死亡事故 2章 安全運転の基本
安全運転と体調管理
交差点(交差道路)での注意事項 速度超過を防ぐ 自動車の構造上の死角 漫然運転の原因と防止策 歩行者・自転車との接触防止策 3章 さまざまな状況での事故防止策
雨の日の事故防止策
夜間運転の事故防止策
駐車時の事故防止策 高速道路での安全運転 住宅街での安全運転 積雪・降雪時の安全運転 トラックの前後に潜む危険防止 |
2 |
● 思いやり運転のための心構え―日本人の車社会4章 交通違反・交通事故と損害
交通違反と企業イメージ
違反に対する周囲の目 交通事故と損害 5章 社会人としての自動車運転
セーフティードライバーのスペシャリストを目指そう―安全運転こそ格好いい 急いでいる時ほど落ち着いて―時間に遅れそうな時はまず一報 無理はしない―不安を与えない運転をしよう 視野を広くする―気持ちのあせりとスピードをコントロール 6章 安全運転を続けるための心遣い
住宅地、商店街での気配り―歩行者優先を忘れない
シニアドライバーが増える中での注意点 お客様を運ぶ時の留意点 自動二輪車、原動機付自転車の安全運転について 運転中の携帯電話の使い方 カーナビの使い方 地図を活用する |
受講者の声
自身の運転を振り返るきっかけになり、事故の予防、思いやり運転の意識を更に高めることにつながりました。2種免許取得者(特にバス)に特化した内容があるとより良かったと感じます。
安全運転を心がける上で再確認できたことが多くあり身になった。曖昧に理解していた問題について納得できる答えを導き出すことができ、自分にとって良い影響のある内容でした。
業務に活かすことのできる教材であったため、とても参考になりました。
今後営業車を運転するので、気を引き締めるよい機会になった。
安全運転意識の向上。